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2007年3月12日 (月)

「モツ煮狂い」 よいご本です。

西荻窪の信愛書店を覗いていたら発見。この信愛書店は、中央線的プラス西荻的文化あふれる本たちが並んでいて、とても小さな本屋なのですが、「奥行き」が深くて、品揃えに感心して、「戎」で飲むときなんかに寄っています。

そこで見つけたのが「モツ煮狂い第一集」。サブタイトルが「東京「都市郊外」のフォークロア」。東京のモツ厳選20店とモツ煮レシピ研究5点入りのモツ煮関連大盛りの薄い本です。

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巻頭の論文が凄い。「モツ煮の歴史と荷風が見た東京」ですもの。ここで、「モツ煮」の歴史を勉強させていただきました。また、東京都の屠場が1936年(きしくもスペイン市民戦争の時代)に芝浦屠場に集約されるまでは、区部の屠場は、浅草千束、芝白金、千住、三河島、三ノ輪、寺島(東向島)にあったそうです。都市の周辺部の風景とモツ煮が重なる。そして、今も名店は、そうした風景と人々の生活を前提としてしっかりと活き活きと残っているということです。なんだか、モツ煮食いたくなっちゃってきたので、とりあえず合掌。

ここで紹介される名店を列挙します。「串煮込み伝統スタイル」部門トップが門仲の「大阪屋」そして、町屋「小林」、千住「不二」、南千住「弁慶」、新宿&銀座「ささもと」。「歴史的名店部門」では、東向島「丸好酒場」、立石「宇ち多゛」、立石「江戸っ子」、月島「岸田屋」、大森北「蔦八」、赤羽「米山」、滝野川「高木」。「モツ煮バラエティ部門」では、森下「山利喜」、白金「鈴木屋」、東中延「忠弥」、東十条「新潟屋」、築地「きつね」、浜松町「秋田屋」、上野「大統領」、西池袋「千登利」。

それぞれのお店のモツ煮の特徴と価格、その他のメニューなどが書かれています。まさに、きっちりと「狂われ」ている方であると尊敬をいたします。

居酒屋探検隊の隊員諸君!!仕事してる場合じゃないじゃないの。戦闘場所は、きっちりと提示されたのであります。諸君!遊撃部隊は、すぐに偵察行動を開始してください。本隊は、隊列を整え(身体と金だけど)て、攻撃の合図が出され次第進軍を開始出来る準備を用意します。「備えよ常に」。闘わずに死んでしまったら悔いがのこるよ。

■モツ煮狂い 第一集
2006年8月13日初版発行
2006年9月4日初版第2刷発行
著者 クドウヒロミ(e-mail:hiromi_kudo@yahoo.co.jp)
頒布価格 350円
発行所 平成烏有堂 〒168-0064 杉並区永福3-9-10有限会社八葉 内

JANコードもISBNコードも書いてないから多分、普通の本屋にはおいてないんじゃないかと思います。奥付にメールアドレスが書いてあったのでここに連絡すれば入手方法が分かるのかな? 第二集も早く出して欲しい。

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