孤低の人 孤高の人
「孤高の人」という言葉があります。エッジがたっていて好きな言葉ですが、ワタクシが、その言葉を聴いてすぐ思い浮かべるのが「加藤文太郎」という登山家です。
「単独行」の文太郎と言われるほどの人で、つるむことをせずに、「生まれながらの単独登山者」としてたった一人で、「ありふれた服装」と「地下足袋」を履いてひとり山に行く人。ワタクシの憧れの人でもあります。ワタクシは、五日市に住んでいるにもかかわらず、山などの角度のある道は、苦手で、もっぱら低地の平坦路を徘徊しているウォーカーですが、なぜか彼の生き方には惹かれるものがあります。角度があってもなくても、行くのは独り。ジャジャーン・・・ちょっとかっこいいじゃないですか。ということで、秋の夜長、本棚から取り出して、再読しています。
彼をモデルにした文字通りの小説が新田次郎が書いた「孤高の人」。
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孤高の人 (上巻) (新潮文庫) 著者:新田 次郎 |
彼のメモなどをまとめたのが「単独行」。
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新編・単独行 (yama‐kei classics) 著者:加藤 文太郎 |
そして、いつも単独行をしていた文太郎が、家庭を持ち山をやめようかと思っていた時、初めてパーティーを組み友人の無謀な計画にひきづられるまま、吹雪の北鎌尾根で消息をたったことを焦点にした谷甲州の小説「白き嶺の男」という本もあります。この本は、新田次郎賞も受賞しています。
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白き嶺の男 著者:谷 甲州 |
谷甲州は、早川文庫でSFをいろいろ出していますが、彼の山岳小説はなかなか読ませるものが多いのでご紹介。
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神々の座を越えて〈上〉 (ハヤカワ文庫JA) 著者:谷 甲州 |
とか
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遠き雪嶺(上) (角川文庫) 著者:谷 甲州 |
などがお薦めです。山をやらない人にも、ワクワクがいっぱいの読ませるご本です。山岳小説を食わず嫌いの人にもお薦めします。
低地徘徊で志も低いワタクシは、さぞかし「孤低」の人ですね。合掌。
兵庫・浜坂にある「加藤文太郎記念館」にでかけて、彼の爪の垢でもせんじて、少し「孤高」に近づけられればいいなぁと思っています。「加藤文太郎記念図書館」というのもあります。
■加藤文太郎の「単独行」の復刻版が図書館から出ていて、購入できます。「現金」か「定額小為替」で、本代と送料を、「申込書」と一緒に送ると購入できます。
「katoubuntaro.doc」をダウンロード
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