« 2007年10月 | トップページ | 2007年12月 »

2007年11月

2007年11月30日 (金)

東直己 探偵、暁に走る

東直己の最新刊を読了。この本も美味度が高い。ワタクシの面白本度数でいくと、東京行直通赤い電車で、武蔵五日市から眠らないでどこまで読めるかが評価の基準ですが、この本は、三鷹までうとうともせずに通読。帰りの電車でも立ち読みし、帰ってから布団の中でぬくぬく読みをしましたので、1.5日で完読。「通勤快読」のおすすめ本。

探偵、暁に走る (ハヤカワ・ミステリワールド) Book 探偵、暁に走る (ハヤカワ・ミステリワールド)

著者:東 直己
販売元:早川書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

物語は、いつものように札幌・ススキノを舞台に、バァー・ケラーで「サウダージ」というオリジナルカクテルを飲み、関わりふった出来事に、こだわりを持って取り組むという基本姿勢は同じ。

背表紙に書いてある本の紹介には・・・「地下鉄で乗客とトラブルになりかけていたところをとりなしたのがきっかけで、<俺>はイラストレーターの近藤と飲み友達になった。その近藤が、深夜のさびれかけた商店街で何者かに刺されて死んだ。彼はなぜ殺されたのか?友の無念を晴らすべく、<俺は>一人で調査を開始する。やがて事件の背後に、振り込め詐欺グループ、得体のしれぬ産廃業者らの存在が・・・・札幌の街を、孤高の<ススキノ探偵>がいく」とあります。

ロバート・パーカーの「スペンサーシリーズ」を髣髴とさせる、スペンサーがピューリタン的な毅然「こだわり」の探偵だが、こっちは、仏教的北海動的「こだわり」がわかりやすくて親しみがもてる。酒浸りなのもいいね。朝から喫茶店でスーパーニッカのストレートダブルだもんね。

そして、やくざ関係のお友達、桐原、相田、新聞記者の松尾、ミニFM放送局の高田、バァー・ケラーのマスター岡本、濱谷のおばちゃん、ダンサーのアンジェラ、彼女の華さんなどのいつものお友達がとてもいい。

酒の方向もワタクシと似ていてそれもいい。今回はアイラモルトの「アードベック」がよく登場。桐原と飲む1974年アードベックには、喉がなりました。それと、いつもの定番の<俺>オリジナルのカクテル「サウダージ」。朝食代わりのスーパーニッカのストレートダブル。シリーズ第一作の「探偵はバアーにいる」から登場のウィスキーベースのカクテル「ラスティ・ネイル」は、今回登場しない。「探偵」も50歳を過ぎ嗜好が変わったのでしょうか。

ワタクシは、歳とともに、この甘く甘い薬草臭いカクテルがお気に入りで、いいかげん飲んだ後に、入ったバァーでは、まずこれを飲み最後にマティニーで仕上げるのが昨今の定番です。

オリジナルカクテル「サウダージ」は、「ライト・グッドバイ」にレシピが書かれていました。

■サウダージ
●オールドファッショングラスに「ランプ・オブ・アイス」を入れておく。
●シェイカーにゴードンのジンとティオ・ペペを入れる。(ティオ・ペペの量は、ドライ・マティニーのベルモットをティオ・ペペに替える量。)
●そして、シェイクしてグラスに。
●アンゴスチュラ・ビターズを1ダッシュ。レモンピール、オリーブは好みで。

最近、ご無沙汰の吉祥寺「ジョージズバァー」で作ってもらおうかな。と思って、ホームページを見ていたら、なんと10月30日で閉店してしまったのであります。ここのマスターのつくるトライ・マティニーは、絶品でありました。そして、葉巻のこと、ウィスキーのこと、いろいろなカクテルのことを教えていただきました。合掌。

この小説のタイトルは「探偵、暁に走る」でありますが、ワタクシは「ワタクシ、今日も呑みすぎて暁に帰る」であります。合掌の合掌。今年は、マフラーをなくさないから。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月29日 (木)

佐原 油茂のラー油

伊能忠敬先生の生地、佐原は小江戸と呼ばれ、昔ながらの建物や創業何百年というお店が残っていたりします。そのなかで、「どっちの料理ショー」で紹介された「ラー油」を製造販売しているのが、創業350年という老舗「油茂製油」。(昨今「老舗」と聞くと、斜め35度の視線で見がちですが、多分ここ大丈夫でしょう。多分。)
P1050116

店内には、ごま油関連が並ぶ。
P1050113

老舗が製造する「ラー油」は、やっぱりきちんと和紙風の紙に包まれて、ちゃんと「玉締めごま油油茂製油」と「最高級ラー油」のステッカーが貼られている。
P1050160

包装紙を脱ぐと、そこにも「ごま油でつくったラー油 油茂製油謹製」と書かれています。「謹製」とは、「心をこめ、つつしんで作ること。また、その製品」と辞書にありますから、つつしんで、心をこめて作ったラー油であります。使うこちらも「謹用」しなければいけません。ごま油の香ばしさのなかに、複雑な風味と旨みがあり、たしかに、美味なちょっと普通のハウスのラー油とは違う。45gで350円。
P1050162

説明書には「玉締一番絞りごま油および生絞りごま油を基調に唐辛子、花山椒、桂皮、八角、陳皮、長葱、生姜、ニンニクの8種類の香辛料を大釜でじっくり溶かした手造り最高級、無添加本格調味料です。」とあります。

そのもとになるのが「玉締め一番絞り胡麻油」。
P1050165

「浅く煎った白ゴマを、数百年間受け継がれた秘伝技法である<玉絞め>と呼ばれる石臼で丁寧に搾り上げた一品です。 」ということです。180gで500円。

いずれのものもインターネットで購入できます。

海老を入れた餃子でも作って、このラー油さまに、付けて、はふはふはふあっちっ、ビールごくりの夕食にしよう。

餃子の皮を買いに行こう。ほなさいなら。合掌。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月28日 (水)

ウォーキングの神様 伊能忠敬

お仕事で佐原に。ここはウォーキングの神様、伊能忠敬先生がお生まれになったところ。先生の爪の垢でもいただこうと生家に。生家の前は、水路になっていて、観光の船がつながれている。
P1050122

生家の庭に銅像が。小柄な人。脚をなでなでさせていただく。
P1050118

本を読んでいる姿が凛々しい。
P1050119

銅像の隣に「測量の日」の記念碑が。碑には「この一歩から」という文字が彫りこまれている。
P1050120

忠敬は50歳の歳に家督を長男に譲り、深川黒江町(今の門前仲町一丁目あたり)に住まいを移して幕府の天文方・高橋至時の門に入り天文学を学んだ。特に「子午線」に興味を持ち経度1度の距離を計算しようとして「歩測」を使用した。忠敬の1歩は2尺3寸、約70cm。この歩測と観測と計算によりにより経度1度の距離を測定した。

計算ではなく、実際に広い大地で、経度1度を実測したいという至時と忠敬は、当時の幕府は蝦夷地の精密な地図を欲しがっているという情報を活用して、政府公認の「御用方」となることができた。この時、忠敬56歳。そして、72歳までの16年間で、合計10回の測量を行い、ほぼ全国を踏破した。

忠敬の旅での生活は、午前8時頃に宿を出て、午後4時には次の宿に到着するというスタイル。一日の歩行距離は、平均10里(約40km)。昼食や休憩で1時間のロスを引いて、7時間歩いたことにすると、時速5.5km。

裏には伊能家の家訓が碑となっておかれている。
P1050117

  1. 仮にも偽をせず孝弟忠信にして正直たるべし。
  2. 身の上の人は勿論身下の人に対しても教訓異見あらば急度相用堅く守るべし。
  3. 篤敬謙譲とて言語進退を寛容に諸事譲り敬い少しも人と争論など成べからず。

【こんな意味です。】

  1. かりそめにも人を欺く事をせず、親に孝行兄弟仲良く、人には真心を尽くし正直にしなさい。
  2. 目上の人はまちろんのこと、目下の人の言う事でもなるほどと思ったら取り入れる様にしなさい。
  3. 篤く敬い、へりくだるというように、物の言い方や動作をこせこせとせず、全ての事につけてへりくだりつつしみ、決して争いなどしてはいけません。

なるほどの合掌。

井上ひさしさんの「四千万歩の男」でも手始めに読んでみようかな。

四千万歩の男〈1〉 (講談社文庫) Book 四千万歩の男〈1〉 (講談社文庫)

著者:井上 ひさし
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月27日 (火)

軍道 小宮 ウォーキング

ほかほかとした日差しの中、小宮までウォーキング。ごく特定の人にご報告をかねたウォーキングです。
P1050236

なぜだか、駅前まで「イオンモール」の宣伝看板が。武蔵五日市駅を8:00にスタート。檜原街道をすたすたすたと歩く。「陶器のむらやま」を右に入り、山沿いの道を歩く。秋川の左岸を歩くことになります。この道は、人も車もほとんど通らなくて、川音が微かに聞こえてくる気持ちのいいルートでワタクシのお気に入りの道。
P1050239

「生活クラブ」生協の協同村を過ぎ、レストランの前を通り、臨済宗・建長寺派の寺「福王山 普光寺」に。ここからの眺望がいい。むかし道らしく石碑と柿木が朝陽を浴びている。
P1050240

みちなりに進み、こんにゃく屋の前をすぎると大きな道と交差するので、右に。
P1050242

「龍化山 徳雲院」をしたにみながらさらに歩くと小宮地区に到着。

昔ながらの小学校。
P1050245

昔ながらの教員住宅。既に住む人もない荒れ果てた建物。
P1050247

昔と変わらない養沢川。
P1050250

小学校を過ぎ、急坂に続く道を左に入り、突き当りが「光明神社」。
P1050243

その下に、「魔王山 明光院」。ここから眺める雄大な眺望がいい。
P1050244

【9:11分・8226歩・6.4km・371kcal】バスに乗って帰ろうと思ったが、1時間に1本のバス。次のバスまで相当の時間があるので、歩く。十里木まで戻り、檜原街道を下る。もの凄いスピードで下る。武蔵五日市着【11:15分・15927歩・12.58km・716kcal】。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月26日 (月)

日の出町 ほかほか散歩

朝から、あたたかさのなか日の出町方面に。「羽生大尽」のお屋敷の隣の畑には、大豆たちが、ちゃんと一人前の「大豆」になるために、ぶらさがってじっと大人になるのを待っています。
P1050272

まだ、生ちょろい白い肌の大豆ジュニア君ですが、あとすこしたつと根性がすわった、きりっ(かりっ?)とした日焼けして締まった肌の大豆になるのであります。
P1050274

なかなか気合が入った、あと少しで成年の大豆のあんちゃんです。張り切って切れそうな顔つきのやる気まんまんのあんちゃんです。頼もしいぞ。
P1050273

坂本の神明神社まで歩いてユーターン。いつもの、オッハーのなんだかよくわからない「オブジェ」くんは、今日も、口をあけてお出迎えしていました。
P1050277

日の出町の檜原街道沿いは、クリスマス・デコレーション家庭で有名ですが、休日は道路沿い、家々など飾り付けの真っ最中。また、ご報告をしたいと思います。

気が早い家もありました。武蔵五日市駅に着く手前、大悲願寺側の家は、すでにピカピカが始まっています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月25日 (日)

とみなが陶房 うつわ展

P1050258

五日市小庄にある「とみなが陶房」で恒例の「うつわ展」が開かれています。いつもの陶器が特別価格で購入できるのが魅力。

庭の木々の間に作品たちが、なにげなく並んでいます。
P1050257

晩秋のほかぽかした陽にあたり、いろいろなタイプのものがならで入るので、「びびっと」気が合ったものを探すのが楽しみ。
P1050253

「ぐい呑み」がないなぁと呟いていたら、とみながさんから、自分で作っていったらと言われました。

本日のお気に入り購入品。真っ黒な姿が、珍しい。なにを盛り付けるか楽しみです。
P1050267

いつものこの手の皿は、内側の緑ががったのがおおいのですが、これは青味が気に入りました。
P1050269

あと、いつものお楽しみは、美味なる食べ物とお茶がいただけること。
P1050264

デザートにだされる増戸の恵比寿屋の酒まんじゅう。多分、これを目当てに来る人もいるのではないかと思います。ご馳走様の合掌。
P1050262

入口で、くるくるぽとんの抽選をさせてくれるのですが、我が家関連は、ほんとうにくじ運や抽選運がないねぇと感じます。あわせて合掌。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年11月24日 (土)

イオンモール日の出 できちゃいました

「イオンモール日の出」ができちゃいました。
P1050217

肥沃な畑作地帯であった秋留台地の真ん中「平井っ原」と言われていたところに、巨大なショッピングセンターが出来てしまいました。武蔵五日市から二駅となりの武蔵引田駅が最寄り駅。

武蔵五日市駅からウォーキングだと五日市線にそって、まっすぐに進み、ワタクシの脚で約30分。

「平井っ原の碑」と桜の巨木の最後の写真を撮ろうと工事中の場所まで出かけたのが今年の1月。その時は、周りが有刺鉄線で囲まれて入れませんでした。遠くから、碑と桜の木を撮影したのがこの写真。右隅に写っているのがそうです。
Imgp6467 

その桜の木は、玄関のまん前に残されていました。なんだか、捕虜みたいで可哀そう。
P1050218

木の前にはかつての勇姿を捉えた写真が説明文と共に掲示されています。
P1050220

「碑」は、近くには見当たりません。「平井っ原」がなくなってしまい、コンクリート原になってしまったのですから当然のことでありましょうが、桜の下に残しておくくらいの大きな気持ちがイオンには欲しかったな。

開店当日ですから、駐車場はもちろん満車。でも順番待ちするほど車の列はない。

店内ももっと人で混んでいるかなと思いましたがこの程度。
P1050225

モール内の専門店は、人影はあまりない。「エディバウアー」なんか入っちゃって大丈夫かなと心配。
P1050227

特段に大胆な開店セールもなく、サティの食品売り場では、試食もほとんどなくさっぱりとした開店風景。目立つのは、イオンのカードに入れ入れのチラシ配りのおねぇさんたち。「無印良品」も登場しましたが、さっぱりとした店内にさっぱりとした客。
P1050226

映画館が出来たのはウレシイ。五日市もワタクシが中学生の頃までは、東町に1軒の映画館がきちんとあって、加山雄三の若大将シリーズとかを見ていました。
P1050228
P1050229

ウォーキングがてら映画を見て、珈琲でも飲んで帰る新しいコースが出来た感じ。しかし、アノ秋留台地の象徴「平井っ原」は、見事に消されてしまった。微生物たち、虫たち、鳥たちは、どこへ引越しをされたのだろうか。生き物たちの声が聞こえない「沈黙の平井っ原」合掌。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月23日 (金)

飲む酢エキスプレ・ス・東京

おっ酢。

となんだかつまんない文章から始まりましたが、東京駅のエキナカ「東京グランスタ」に出来たのが、お酢専門のスタンドカェ「飲む酢エキスプレス・ス・東京」という長ったらしい、酢みたいに酢ッキリしていない店名のお酢飲み処。

内堀醸造という岐阜県のお酢の専門メーカーが作った「オークスハート事業部」が出店。日本橋の高島屋などでは既に前から「オークスハート」として出店している。

スタンドバーでは、「アイ酢クリーム」やら「飲む酢デザートビネガー」やら「カクテルビネガー」やらが飲めます。「飲む酢デザートビネガー」では、酢の種類を指定し、それに水割り、バブ(炭酸割り)・・・・しかし、この店のネーミングの感覚は、どっか昔のお酢屋の匂いがして、ちょっと引けるなぁ。お酢を飲んだとき喉と鼻に残る残り香のような、そんな感覚・・・、ラテ(牛乳割り+50円)・・・この場合、「ラテ」じゃないんじゃないの、片っ方で「バブ」ときてんだから遠韻や意味を合わせたほうがいいのに・・・、を選ぶ。

併設の売店では、ここで飲めるお酢の小瓶を販売。

ワタクシがお試しで購入したのは、いま一部でトレンドさせている「カシス」。「カシスジャム」や「カシスコンポート」が流行りだしている。

さっきのここの、ネーミング傾向から行くと、この場合、商品名が「カシ酢」とか思うのだが、ここはきっちりと「カシスのお酢」なのであります。なんか、だんだん腹が立ってきた。(血糖値が上がってきたのかしら・・・)昔からの伝統の醤油屋とかお酢屋とか造り酒屋というのは、なぜかえらそうであんまし好きではないな。確かに昔は、こうした醸造関連は、金と技がないと簡単に出来なかったので(特に、酒なんかは、税の関連で国との関係深かったのかもしれないが)、だんだんそっくりかえり傾向が出来、それが維持されてきたわけですが、今は、全然そんな時代ではないのに、まだ「伝統」やら「格式」やらをちらつかせたりしている感じがします。

渡されたちいさなパンフレットも自分のいいたいことばっかりずらずらと書いてあって、肝心な商品の特徴や材料等がさっぱり分からない。色使いも濃いピンクの地色にピンク系の文字を乗せたりでよくわかんなくって、中年眼力には耐えられませんわ。

1瓶60mlで630円でっせ。お酢様へへっへーであります。
P1040928

しかたがないので、お酢様のご機嫌を損ねてはいけないとバカラのショットグラスに、指定の量を入れ、4~5倍に希釈。イメージとちがって甘いので、原材料を見たら「ぶどう果汁、果実酢(ラズベリー、カシス)、りんご果汁、カシス果汁、クランベリー果汁」ということでした。「ぶどう果汁」じゃんと思いました。正確に言うと「ぶどう果汁を主体にした果汁にラズベリーとカシスの酢を入れた」調味したお酢の飲料かな。別にバカラのグラスでなくてもよかったかな。IKEYAのコップで。
P1040929

次に、牛乳割りはどのお酢にも合いますとのことなので、とっておきの「某牛乳」で割ってみました。これは、美味。旨い。酢の影響で、牛乳のカゼインが固まりつつある感じもなかなかいい。(いいものは、キチンと誉める。)
P1040937

これを書いていたら、先日買った、同じ「グランスタ」にある某「豆大福」のえらそうさと価格の高さ(1個200円)に不釣合いな不味さを思い出してしまった。あれは、はっきり言ってかわないほうがいいと思います。もっと美味な豆大福はたくさんあります。

この「飲むお酢エキスプレ・ス・東京」でもうひとついらいらしたのは、レジ1台で、スタンドと小売一緒で、行列ができているのにも当然の顔をしていること。ここだけじゃなくて、最近、客にならばさせることになんとも思っていない(並ばせることを誇りに思う)お店がおおいのには驚きます。昔のソ連や中国じゃないんだから・・・。

バカ面して並ぶほうも並ぶほうだな。(ワタシも瓶を持って、ぼぉっとバカ面してました。)

通勤の帰り道のいらいらを癒すのに寄っているに余計いらいらしたのでは、高くもない血糖値が上がってしまうのではありませんか。

お酢でも飲んで、いらいら&血圧を下げよう。「ぶどう果汁」じゃないですよ。合掌。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月22日 (木)

眺めのいい人 伊集院静

ゴマ文庫という新しい文庫が創刊されました。創刊第一号の文庫が、敬愛する伊集院静先生の「眺めのいい人」。

眺めのいい人 (ゴマ文庫) Book 眺めのいい人 (ゴマ文庫)

著者:伊集院 静
販売元:ゴマブックス
Amazon.co.jpで詳細を確認する

伊集院静さんと交流のある人、出会ったことがないけれど影響を与えられた人々について書いた小さなエッセイの集まり。「週刊アサヒ芸能」に連載した文章と今書いた文章の組み合わせで、古さを感じさせない。

テーマは本の題名とおなじ「眺めがいい」こと。凛として自分があり、「男気」、「女気」、「人間気」にあふれている優しい人々、眩しい人、色っぽい人などの姿がいい人人人が登場。「眺めがいい人」のことを書いた本だから、この本自体がしみじみとした味わいとやさしさや、なんとなく胸の奥底がゆったりとあたたかくなってくる本です。

通勤読書で読むとしたら、帰りの電車がいいかもしれない。仕事終わりの充血したアタマで読むのにいい。それは、静かな居酒屋のカウンターで、切昆布なんかを「あて」にしながら、ほどよく温められた燗酒を飲むような気分にしてくれます。(こんなことを書いていたら、八重洲の「ふくべ」の菊政の樽の燗を飲みたくなってしまったではありませんか。明日いくどー。)
P1050094

この本がいいのが、「眺めのいい人」たちが、書いた本や歌の紹介もあること。未読の本が沢山紹介されているので、ノートにチェックメモをして「お楽しみはこれからだ」引き出しにしまっておきましょう。

冒頭の色川武大さんの本も食わず嫌いでいままで読んだことがなかった。山際淳司さんの本は、五日市図書館に走り、生前に自選したという「スポーツノンフィクション傑作集成」(文藝春秋)という796頁もの分厚い本を借り受けました。

スローカーブを、もう一球 (角川文庫 (5962)) Book スローカーブを、もう一球 (角川文庫 (5962))

著者:山際 淳司
販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

仙台にはすぐ行こう。「Craddock」というBARで、主人・吉田荘一さんがつくるドライ・マティニーを飲みに。銀座の「とみなが」早川元一さんのジン・リッキーもいいなぁ。木山捷平氏の詩や小説も読みたいし、「女振りがいい」阿木燿子さんのエッセイや小説は真っ先に読まなくては・・・などなど、生きる予定がいそがしくなるのであります。(仕事をしている時間が・・・)

ワタクシの「眺めのいい人」は、とうぜん伊集院静さんになるのでしょう。なんと婦人画報の11月号でも作家のアップの写真と共に特集されていました。合掌。

ついでに、ワタクシと同じように、サントリーの白州工場にもいっておりました。これまた合掌。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月21日 (水)

警官

警官、おまわりさん、ポリス、さつ、など警官をの呼び方は、人それぞれの気分やかかわり方で異なるのだろうか。

このところ立て続けに警官を主人公にした本が出された。それがみな水準以上に美味。ワタクシの評価基準である武蔵五日市からの通勤電車でどこまで眠らずに読み続けられるかという基準で見るとみな合格。立川を越えて、吉祥寺、なかには御茶ノ水まで到達したものもありました。美味三冊本は、主人公が、警官ということで、テーマが違うので、それぞれが違う料理のようでそれぞれの味覚が楽しめます。

最初に読破したのが「越境捜査」。78頁に『自分が信じるのは法や通念としての道徳規範を超えた「大義」なのだ・・・』、これだけでいいじゃないですか。迷宮入り事件担当にされた警視庁捜査一課鷺沼は、時効間近な14年前の12億円が絡む巨大贈収賄事件を追うが、神奈川県警と警視庁、警視庁内部の確執が・・・。大藪晴彦賞受賞の作家・笹本稜平が描くハードな物語。ぱちぱち。

越境捜査 Book 越境捜査

著者:笹本 稜平
販売元:双葉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

次が「悪果」。ワタクシの好きな作家の一人である黒川博行の新作。警官だけど、この警官は大阪府警の暴力団担当刑事。悪には悪方式で、しかし、男の維持を持ちながらがんがんと進む。ハードボイルどだど。癒着、横領、隠蔽、暴力・・・。そんなことを言う前に、本当の「悪」を許さない。そんな男の心情が憎い。そして、優しい。この人の物語はみんないい。

なぜか、この本は、「アマゾン」ではアフリエイトしていない。それだけクセがあるのかな。いいね。
『悪果』 黒川博行/角川書店ですよ。

最後が「警官の血(上・下)」。作者は、佐々木譲。「エトロフ発緊急電」で日本推理協会大賞、山本周五郎賞、日本冒険小説大賞のトリプル受賞し、そのほかにも「ベルリン飛行指令」、「犬どもの栄光」など密度の高いサスペンスや冒険小説をお書きになっていますが、最近は、北海道モノと警官モノが多かった。今回のものは、その警官モノの到達点とも言うべき、ノンストップ上下2巻一気読みの美味なる物語。親子三代の警官の物語。祖父の時代に起きた二人の殺害事件をめぐり三代に渡る警官が真相に迫る。個人的に事件を追いかけていた祖父も謎の死を遂げた。

戦後直後に警官になった祖父から、70年代の父親、そして現在と時代を追っているので、時代もいろいろ匂いやら音楽が立ち上がってくる。オモシロさという点では損はさせないミリテリーのスパイスをいれた「男」の行き方の小説。

三冊とも警官を主人公にしているが、警官の場合は犯罪者など図式的な展開が分かりやすいので警官にしていると思うのだが、実は、普遍的な人間の生き方をテーマにしているのだろう。特に、社会+会社連合とワタクシとの関係。会社や社会のリズムで生きがちな世の中、ワタクシリズムや家庭リズムとの兼ね合いをどうとるかの永遠のテーマではないかと思いました。

警官の血 上巻 Book 警官の血 上巻

著者:佐々木 譲
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

三冊とも、読ませるミステリー。損はしない本たちです。特に通勤人の方には「通勤快読」のすぐれもの美味面白本です。ぱちぱち。合掌。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月20日 (火)

五日市 「Les Portes de Financier」(レ・ポルト・ドゥ・フィナンシェ)

武蔵五日市駅前の紅茶と珈琲のお店「山猫亭」のご主人のブログ「五日市最新情報」を見ていたら、新しいパン屋さんが町内にできたという記事を見つけました。

五日市の街の真ん中を走る檜原街道の一本後ろの路地にあるとのこと。和菓子の「友釣りもなか」でお馴染みの「うちの屋」の十字路を檜原に向かって左に入り、八百屋のところを右に曲がると、その路地が始まります。


お散歩マニア | Olivemap

路地を行き、すぐ右側に焼き菓子とパンの店「Les Portes de Financier」(レ・ポルト・ドゥ・フィナンシェ)がありました。車が2台止められる駐車場がお店の前に。
P1050150

 

今年の4月に開店したとのこと。

P1050152

山型の食パンとフランスパン、アンパンを購入。

P1050153

■「Les Portes de Financier」(レ・ポルト・ドゥ・フィナンシェ)

〒190-0164 東京都あきる野市五日市1116-2
電話:042-596-1258
営業時間:午前10時~1時、午後3時~6時 定休日:火曜日

11時過ぎにでかけましたが、すでに売り切れているパンも。どうやら常連客は、10時開店にあわせて来るらしい。食パンが欲しかったので、聞くとあと5分で焼きあがるとのこと。予約して図書館に寄ってから来ることに。テレビで取り上げられた「ショーソン オ ポンム」も既にありませんでした。電話で確認してからが賢いと思いますが。P1050151

五日市も素敵なレストラン、小粋なそば屋、パン屋などがなにげなくできてきました。ワタクシの前からの主張、東京の軽井沢にまた、少し近づきました。「あるべきものがある」ということをイギリスでは、「Amenity(アメニティ)」という言葉にしましたが、いつか五日市もそんな、あるべきものがちゃんとある、住む人や訪れる人に、なにげなく「快適な」凛とした静かな街になればいいなぁと願っています。

いい「居酒屋」がほしいな。ワタシがつくってもいいけど、売り物の酒を客よりたくさん飲んでいるようではだめかな。合掌。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年11月19日 (月)

五日市 晩秋

五日市もようやく真剣に秋らしさを増してきたようです。そんな五日市の爽やかな風に吹かれて、ぶらぶらウォーキング。

五日市街道、五日市橋の上から秋川を眺める。

P1050167

葉っぱは朝陽を浴びて気分よさそうに体中で伸びをしています。
P1050172

高い空に向かって木々たちも負けないぞと天まで背伸びをしています。
P1050174

伊奈の「市神様」も朝陽のなかで眩しそう。
P1050168
P1050169

空がとっても碧いから・・・。
P1050082

高村光太郎「智恵子妙」の「樹下の二人」という詩には、「・・・あれが阿多多羅山 あの光るのが阿武隈川・・・」ですが、ここ五日市では「・・・あれが大岳山 あの光るのが秋川・・・」となるのでしょうか。

碧空の元、爽快な気分ですぱすぱすぱとウォーキングで五日市線に沿って武蔵引田駅前から後ろを振り返ると、奥多摩の山々が。三頭山、大岳たち。この風景を見るとほっとします。

武蔵引田駅から電車で引き返し武蔵五日市へ。

武蔵五日市駅のステンドグラスたちも、秋の蒼空を背景にきらきらきらりと輝いています。
P1050088

立ち止まって写真を撮っていると、電車から降りた人たちが、「おぉ こんなところにステンドグラスが」というような顔をして通り過ぎていきました。みんな正面方向ややや下向き視線で生きているので、情報35度の角度の世界はなかなか気づかないようです。合掌。

夕方になると、ざわざわと風が出てきました。
P1050176

風の又三郎が通り過ぎていくような、しばらくの強風が過ぎると、夕焼け雲が龍の尻尾のように輝いて西の空に溶けて行きました。
P1050180

こうして、晩秋の五日市の一日は、きりりと過ぎていきました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月18日 (日)

五日市 散歩

早朝の武蔵五日市駅は、新しい太陽の光を浴びて眠たげです。

P1050095

色づいた木々の陰が冷たくなった風に揺れている。

P1050097

紅葉を探しに、つるつる温泉方面を平井川にそってウォーキング。

名前は知らないが、キノコ。
P1050135

くるみがくるみらしくなって道にたおれていました。
P1050136

くるみはみるくのようななかみでした。
P1050137

びしっとしろよ秋っ。と声をかけたくなる、うすぼけの紅葉のなかを歩く。「気」がのらない。
P1050138

もみじはひとりさみしそうに、ひとりだけぽつんとモミジらしくなっていました。
P1050139

「だれももがない柿が鈴なり」(ちっと山頭火っぽい句になりました。青椒・万次郎)
P1050146

伸びる大根は、地球をつかんで離さない。
P1050142

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月17日 (土)

羽村 湧水

羽村に。羽村は玉川上水を初め水に関係するポイントがたくさんあります。そんなポイントをぶらぶら散歩。

駅の北口には、「まいまい井戸」が、これは、すり鉢状に道をつけ、底に縦井戸を堀り水を利用するというアタマがよろしい井戸。
P1050069

ぐるぐると回る道がカタツムリに似ていることから「まいまいず」という名前に。

先日、居酒屋探検隊で代々木の「おくどはん」に行った折、T地区隊長のSさんからとても興味深い話を聞きました。彼は、岩手の山奥の出身なのですが、幼少のころの食生活にはなかなか興味深い話題を持っている。ひょんなことからエスカルゴの話になったとき、「おれ食ってたよ」「雨の日はかたつむりが沢山湧いてくるように出てくるので、焚き火の熾火の灰の下に、つこんどいて、殻が白っぽくなったら喰うんだけど、サザエなんかより上品だよ」とポツリと言い出しました。

彼が、淡々と語ると、なんか旨そうに思えてきて涎がでかかりました。今度、みんなで「カタツムリパーティ」を開こうということになりました。この報告はまた。

話を戻して・・・

これの大型が、青梅市新町にある「大井戸公園」の大井戸。羽村のカタツムリがあかちゃんだとしたら、3年もの充実したおやじのカタツムリ。食いでがありそうなカタツムリです。
P1040966

この大井戸があった場所は、古青梅街道と今寺街道(秩父道)との交差点であったところで昔の交通の要衝地。このくらい広い道が、ぐるぐるしていれば、馬なんかもらくらく降りられたことでしょう。
P1040968

あきる野市にもちいさな「まいまいず井戸」があります。「渕上の石積み井戸」と呼ばれていますが、あかちゃんより小さな胎児クラスの「まいまいず」。
1060723

駅の南口に回る。駅前の道をまっすぐ進み新奥多摩街道を過ぎると坂に。
P1050001

この道も昔の鎌倉街道であったとのこと。すぐの右側に「馬の水飲み場跡」が。
P1040996

いまでも、水がある。

看板によると
P1040997

坂を降りきり、奥多摩街道に突き当たると右、奥多摩方面に進む。羽加美三丁目交差点を左折し、田んぼや畑のあるほうに。

この一帯が、「白木」と呼ばれる地区で、羽村の発祥の地であるらしい。
P1040993

その一角にあるのが、目指す寺「一峰院」。門は、鐘楼門という珍しい門で、羽村市の文化財に指定されている。門の上に鐘撞堂がのっかている形式。
P1040980

本堂の左手に湧水が。小高い丘の側面から湧き出す水を樋で引き入れて池にしている。
P1040989

じょろじょろ気持ちの良い音をたててとぎることなく湧き出している。
P1040992

そんな水音の響くなか、門の横の草の中では、なかのよい石仏が苔むして静かに静かに佇んでいる。いやいやをする女性に無理やりキスを迫っているように写真ではみえますが、実物は・・・どうだっけ?
P1040986

門前には、田んぼや畑がのんびりと広がり、その向こうに多摩川がゆったりと流れています。縄文の人たちもこの風景を眺めていたのだろうか。(ここで、ごぉぉぉーんと鐘楼の鐘が鳴ればいいのだが鳴らない。合掌。)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月16日 (金)

人形町 タンネ ドイツパン

ドイツパンのお店「タンネ」。浜町のお店と人形町のお店がすぐ近所に二軒あります。人形町のお店のほうが、家庭的で好きです。今日は、ドイツ人らしき美形のねえさんがたどたどしい日本語でお店番をしていました。

ワタクシが購入するのは、ここの限定商品の「お買い得品」。いろんなパンやスライスしたパンがいくつも入って262円。在庫処分商品なのでしょうが、ドイツパンはもともと硬い系のしっかりしたパンなので、二三日たったって「へ」の字。これは好きな人には、お得な商品だと思います。
P1040960

昼頃にはなくなっちゃうのでお早目がおすすめ。早く行くと、中身がみんな違うので、いいのが選べます。
P1040962

食べ方のしおりというか短冊が入っていて、「あらかじめ充分温めたオーブントースターの余熱で軽く(5~6分)温めていただくと焼きたての香ばしさがよみがえります」方式で温めるとなるほどなのであります。この方式は、他のパンにも活用できます。

毎年、このお店も今頃の時期になると本場ドイツの職人さんが訪れ、本場ドイツの「シュトレン」を焼き始めます。これも、ここの風物詩で楽しみです。
P1050005

お値段は、もらったパンフレットによると・・・
P1050007

A 750g 1575円、B 500g 1050円、C 350g 771円。その他に、卵なしタイプの「D」くんというのがいて、それが750gで1575円ということでありました。

■人形町タンネ
〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2-12-11
電話:03-3667-1781 日曜祝日が休み

あと、スーパーバックがないから、紙袋のまんま渡してくれる。マイバックは必要。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年11月15日 (木)

代々木 立ち飲み おくどさん

Z方面隊長のシマちゃぁーんの偵察で発見した代々木の「おくどさん」に精鋭のよれよれおやじ三名で進軍。しかし、シマチャンの索敵能力は凄い。あっちにこんな店があると聞くと行って少々呑み、そっちに味な店ができたと聞くと行ってがぶがぶ試し、こっちに怪しげな店があると嗅ぐと行ってくんくんしてくる、まるで宮澤賢治ならぬ少年ケニヤ風な酒飲み場みっけ視力が高いのであります。おかげで、よれよれ軍団は、よれよれと付いて、さらによれよれして帰るのであります。ありがたやありがたやの合掌でありました。

目指す突撃場所は、代々木駅東口。代々木駅の東口は、西口の喧騒とはうって変わって、違う街に来たみたい。左手に、ドコモのえらそうに品がないバカタワーが聳えている。

P1040946

代々木駅の、改札の地下道を通り抜けると目の前。隠れた名店「牛丼太郎」(なんでこんなに安いのか、超忙しくて腹減り減りのときに茗荷谷店にはお世話になってます。)の横の階段をとことことことこと上がると目指す「おくどはん」が。
P1040948

現金決済方式。入って左側が、食料調達コーナー。つまみ関連は、みんな200円で、ここで交換。こだわりの野菜や焼き鳥、季節のおかずたちが並ぶ。皿に盛った、ものを指定するとお兄さんが、現金と引き換えに小皿に盛ってくれるので、それを持って自分の立ち位置に移動する。
P1040942

右側の奥方面に酒類関連の調達場所が。酒類関連は、300円。壁に貼ってあるお酒関連配給リストを見ながら、好きなもの正しい日本語ではっきり言うと、ねぇさんが現金と引き換えにコップに入れて出してくれる。

このねぇさんがいいんだな。「女っぷりがいい」のです。きっ、としていなせなねぇちゃん。「女っぷりがいい」という言葉は、伊集院静先生の近著「眺めのいい人」で使われていたので拝借。
P1040940

なんでも、若い人たちが、ビール1杯でながながとがやがやがやとでかい声で騒いでいると「来るとこ間違ったんでは・・・」といって追い出すそうです。店の質を維持するためとのこと。なかなか出来ない。

そういえば、女の子たちのグループが入ってきて、その中の一人が「ホット梅酒」と注文すると、日本人なんだから、「梅酒のお湯割り」でしょという具合です。それが、いやみがなくて爽やかなのであります。

つまみたちも、みなこのねぇさんや兄さんたちの手作りで、素材を選んで、量加減もよく、酒の「あて」にぴったりの味付けでありました。

とりあえずのまぁまぁの乾杯は、「生ホッピー」で。この生ホッピーが旨い。へたなビールより旨いじゃないのというくらい。キリリと冷やしたジョッキに注がれた冷たい冷たいホッピーくんは、喉をごくりごくりとなめらかに滑り落ちて、「おっともうねぇや」なのでありました。

次に「金宮」のロックを。ここは「金宮」の一升瓶から注いでくれる。梅割りはなく、ストレート、ロック、水割り&お湯割。あとは、サワー関連。
P1040945

次が、偵察隊員シマチャンの指示で、「トウガラシサワー」へ。焼酎漬けのトウガラシがはいった大瓶がでんと供えてある。金宮に氷、サワーそして漬けたトウガラシと漬け汁を入れる。ゴクリ、ぴりっ、ゴクリ。ゴクリぴりっゴクリ。コレは美味。店の雰囲気のような清涼感にあふれたさっぱりとした酒。じっくりとトウガラシを漬け込んだエキスを入れているので、安っぽい辛さではなく、品のある奥深い辛さがすっと喉を過ぎていく。これなら何杯でもすけそうだ。(これでなくても何杯もいくくせにとかはいはないの。)
P1040944

追加するたびに、トウガラシが1本、2本、3本とグラスの中に増えていくので、いま何杯目かがすぐ分かる。ワタクシみたいに、トウガラシを齧りながら飲む人は別にして。

品があって質もいい。声高な会話もない、静かに流れる音楽も聞こえるほど。りんとした雰囲気の大人の立ち飲みのお店でした。ねぇさんの姿がそうしているのだな。ひさしぶりにいい気持ちのお店に入りました。合掌。

すぐに裏をかえさないと。そして、客単価アップに協力をせねば。

■立ち呑み おくどさん
渋谷区千駄ヶ谷5-20-16 高橋ビル2階
電話:03-3358-5881 営業時間:4:30-23:30

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年11月14日 (水)

ムンク展

ムンクが来ているというので、上野の国立西洋美術館まではるばるはるばるお出かけ。展示作品の影響か人気がいまいちということで人人人人でなくてとてもよろしい。割引券までネットで入手できます。

めざすのは「マドンナ」。

昔の昔、高校生の頃、五木寛之の小説「白夜物語」だったと思いますが、ムンクのいくつかの版画が挿画されていて、その一つに「マドンナ」があったような気がします。その時の強烈な印象がアタマの片隅に残っていて、その「マドンナ」が今回の展覧会に来ると知り、これはいかなくてはならないという自分への使命感に燃え、はるばるお出かけしました。
P1040914

「マドンナ」は油彩、版画含めて5点の絵があるそうで、そのうちの1点の油彩は、2004年に美術館から盗まれ2年後に発見されたエピソードもあります。版画版の「マドンナ」は、日本でも今年の7月にオークションに出され5000万円で落札されたそうです。今回、近くでじっくりみて、なっとくできたのは、版画だけに描かれている精子と胎児を確認したことです。じっと見ていると、いろいろなイメージが浮かんでくる。

最近の美術館は、展示会にあわせていろいろなオリジナルグッズを制作販売しますが、今回は、ドロップの缶が売られていました。「マドンナ」印なので当然購入。
P1040905

その他、お気に入りの絵は、クレヨン画「家の前の幼い子供たち」。なんかうまへた絵で、いいね。
P1040917

それに、「星月夜」(Starry Night Ⅰ)。
P1040920

ここ、西洋美術館の庭には、ロダンの有名な彫刻たちが並んでいます。彫刻というのは、同じ型からつくるとオリジナルということになるのだと知りました。

カレーの市民」。(カレー市を守った6人の英雄たち。この物語を聞いていると感動であります。)ロダンの彫刻って、重い重い凄い凄い系なので、昔、「カレーの市民」とかを学校で勉強したときも、「カレーが好きな市民たち」とかのちゃかしがあり、そっちのほうが歳とともに印象になり、改めてこの物語を聞いたら、反省反省、偉いねぇ偉いねぇ、合掌合掌になりました。(軽いねぇ・・・)
P1040883
(ちょっとゲージュツぽく撮影。)

そして、「考える人」。ほとんど考えないワタクシには、このおっさんアタマ痛いのかなとかの印象。(便秘で悩んでるんだぜといってたヤツもいたけど・・・)。でもウォーキングしながら考える傾向もヨーロッパの知識人たちには流行っていたのだから、このシトは、便秘気味系の人であったのだ!(断定。)こんな顔して考えてたら、いいアイデア浮かばねぇだろうな。きっとね、悩みの中身は、中華の出前は、タンメンにするか焼きそばか、焼きそばだったら、硬焼きそばか柔らかいのか、ソース焼きそばか、やっぱり、今日はシンプルにラーメンにしとくか的なテーマを「考える人」かもしれない。(それはそれで、とても重要なテーマです。毎日、ワタクシは、同テーマで悩みぬいています。)
P1040895

地獄の門」。いるんだよね。やっぱり。門の上側に「考えてる人」が。考えすぎて地獄行き?それとも、天国に行こうか地獄に行こうかお考えあそばしてい