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2007年11月

2007年11月30日 (金)

東直己 探偵、暁に走る

東直己の最新刊を読了。この本も美味度が高い。ワタクシの面白本度数でいくと、東京行直通赤い電車で、武蔵五日市から眠らないでどこまで読めるかが評価の基準ですが、この本は、三鷹までうとうともせずに通読。帰りの電車でも立ち読みし、帰ってから布団の中でぬくぬく読みをしましたので、1.5日で完読。「通勤快読」のおすすめ本。

探偵、暁に走る (ハヤカワ・ミステリワールド) Book 探偵、暁に走る (ハヤカワ・ミステリワールド)

著者:東 直己
販売元:早川書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

物語は、いつものように札幌・ススキノを舞台に、バァー・ケラーで「サウダージ」というオリジナルカクテルを飲み、関わりふった出来事に、こだわりを持って取り組むという基本姿勢は同じ。

背表紙に書いてある本の紹介には・・・「地下鉄で乗客とトラブルになりかけていたところをとりなしたのがきっかけで、<俺>はイラストレーターの近藤と飲み友達になった。その近藤が、深夜のさびれかけた商店街で何者かに刺されて死んだ。彼はなぜ殺されたのか?友の無念を晴らすべく、<俺は>一人で調査を開始する。やがて事件の背後に、振り込め詐欺グループ、得体のしれぬ産廃業者らの存在が・・・・札幌の街を、孤高の<ススキノ探偵>がいく」とあります。

ロバート・パーカーの「スペンサーシリーズ」を髣髴とさせる、スペンサーがピューリタン的な毅然「こだわり」の探偵だが、こっちは、仏教的北海動的「こだわり」がわかりやすくて親しみがもてる。酒浸りなのもいいね。朝から喫茶店でスーパーニッカのストレートダブルだもんね。

そして、やくざ関係のお友達、桐原、相田、新聞記者の松尾、ミニFM放送局の高田、バァー・ケラーのマスター岡本、濱谷のおばちゃん、ダンサーのアンジェラ、彼女の華さんなどのいつものお友達がとてもいい。

酒の方向もワタクシと似ていてそれもいい。今回はアイラモルトの「アードベック」がよく登場。桐原と飲む1974年アードベックには、喉がなりました。それと、いつもの定番の<俺>オリジナルのカクテル「サウダージ」。朝食代わりのスーパーニッカのストレートダブル。シリーズ第一作の「探偵はバアーにいる」から登場のウィスキーベースのカクテル「ラスティ・ネイル」は、今回登場しない。「探偵」も50歳を過ぎ嗜好が変わったのでしょうか。

ワタクシは、歳とともに、この甘く甘い薬草臭いカクテルがお気に入りで、いいかげん飲んだ後に、入ったバァーでは、まずこれを飲み最後にマティニーで仕上げるのが昨今の定番です。

オリジナルカクテル「サウダージ」は、「ライト・グッドバイ」にレシピが書かれていました。

■サウダージ
●オールドファッショングラスに「ランプ・オブ・アイス」を入れておく。
●シェイカーにゴードンのジンとティオ・ペペを入れる。(ティオ・ペペの量は、ドライ・マティニーのベルモットをティオ・ペペに替える量。)
●そして、シェイクしてグラスに。
●アンゴスチュラ・ビターズを1ダッシュ。レモンピール、オリーブは好みで。

最近、ご無沙汰の吉祥寺「ジョージズバァー」で作ってもらおうかな。と思って、ホームページを見ていたら、なんと10月30日で閉店してしまったのであります。ここのマスターのつくるトライ・マティニーは、絶品でありました。そして、葉巻のこと、ウィスキーのこと、いろいろなカクテルのことを教えていただきました。合掌。

この小説のタイトルは「探偵、暁に走る」でありますが、ワタクシは「ワタクシ、今日も呑みすぎて暁に帰る」であります。合掌の合掌。今年は、マフラーをなくさないから。

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2007年11月29日 (木)

佐原 油茂のラー油

伊能忠敬先生の生地、佐原は小江戸と呼ばれ、昔ながらの建物や創業何百年というお店が残っていたりします。そのなかで、「どっちの料理ショー」で紹介された「ラー油」を製造販売しているのが、創業350年という老舗「油茂製油」。(昨今「老舗」と聞くと、斜め35度の視線で見がちですが、多分ここ大丈夫でしょう。多分。)
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店内には、ごま油関連が並ぶ。
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老舗が製造する「ラー油」は、やっぱりきちんと和紙風の紙に包まれて、ちゃんと「玉締めごま油油茂製油」と「最高級ラー油」のステッカーが貼られている。
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包装紙を脱ぐと、そこにも「ごま油でつくったラー油 油茂製油謹製」と書かれています。「謹製」とは、「心をこめ、つつしんで作ること。また、その製品」と辞書にありますから、つつしんで、心をこめて作ったラー油であります。使うこちらも「謹用」しなければいけません。ごま油の香ばしさのなかに、複雑な風味と旨みがあり、たしかに、美味なちょっと普通のハウスのラー油とは違う。45gで350円。
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説明書には「玉締一番絞りごま油および生絞りごま油を基調に唐辛子、花山椒、桂皮、八角、陳皮、長葱、生姜、ニンニクの8種類の香辛料を大釜でじっくり溶かした手造り最高級、無添加本格調味料です。」とあります。

そのもとになるのが「玉締め一番絞り胡麻油」。
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「浅く煎った白ゴマを、数百年間受け継がれた秘伝技法である<玉絞め>と呼ばれる石臼で丁寧に搾り上げた一品です。 」ということです。180gで500円。

いずれのものもインターネットで購入できます。

海老を入れた餃子でも作って、このラー油さまに、付けて、はふはふはふあっちっ、ビールごくりの夕食にしよう。

餃子の皮を買いに行こう。ほなさいなら。合掌。

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2007年11月28日 (水)

ウォーキングの神様 伊能忠敬

お仕事で佐原に。ここはウォーキングの神様、伊能忠敬先生がお生まれになったところ。先生の爪の垢でもいただこうと生家に。生家の前は、水路になっていて、観光の船がつながれている。
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生家の庭に銅像が。小柄な人。脚をなでなでさせていただく。
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本を読んでいる姿が凛々しい。
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銅像の隣に「測量の日」の記念碑が。碑には「この一歩から」という文字が彫りこまれている。
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忠敬は50歳の歳に家督を長男に譲り、深川黒江町(今の門前仲町一丁目あたり)に住まいを移して幕府の天文方・高橋至時の門に入り天文学を学んだ。特に「子午線」に興味を持ち経度1度の距離を計算しようとして「歩測」を使用した。忠敬の1歩は2尺3寸、約70cm。この歩測と観測と計算によりにより経度1度の距離を測定した。

計算ではなく、実際に広い大地で、経度1度を実測したいという至時と忠敬は、当時の幕府は蝦夷地の精密な地図を欲しがっているという情報を活用して、政府公認の「御用方」となることができた。この時、忠敬56歳。そして、72歳までの16年間で、合計10回の測量を行い、ほぼ全国を踏破した。

忠敬の旅での生活は、午前8時頃に宿を出て、午後4時には次の宿に到着するというスタイル。一日の歩行距離は、平均10里(約40km)。昼食や休憩で1時間のロスを引いて、7時間歩いたことにすると、時速5.5km。

裏には伊能家の家訓が碑となっておかれている。
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  1. 仮にも偽をせず孝弟忠信にして正直たるべし。
  2. 身の上の人は勿論身下の人に対しても教訓異見あらば急度相用堅く守るべし。
  3. 篤敬謙譲とて言語進退を寛容に諸事譲り敬い少しも人と争論など成べからず。

【こんな意味です。】

  1. かりそめにも人を欺く事をせず、親に孝行兄弟仲良く、人には真心を尽くし正直にしなさい。
  2. 目上の人はまちろんのこと、目下の人の言う事でもなるほどと思ったら取り入れる様にしなさい。
  3. 篤く敬い、へりくだるというように、物の言い方や動作をこせこせとせず、全ての事につけてへりくだりつつしみ、決して争いなどしてはいけません。

なるほどの合掌。

井上ひさしさんの「四千万歩の男」でも手始めに読んでみようかな。

四千万歩の男〈1〉 (講談社文庫) Book 四千万歩の男〈1〉 (講談社文庫)

著者:井上 ひさし
販売元:講談社
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2007年11月27日 (火)

軍道 小宮 ウォーキング

ほかほかとした日差しの中、小宮までウォーキング。ごく特定の人にご報告をかねたウォーキングです。
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なぜだか、駅前まで「イオンモール」の宣伝看板が。武蔵五日市駅を8:00にスタート。檜原街道をすたすたすたと歩く。「陶器のむらやま」を右に入り、山沿いの道を歩く。秋川の左岸を歩くことになります。この道は、人も車もほとんど通らなくて、川音が微かに聞こえてくる気持ちのいいルートでワタクシのお気に入りの道。
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「生活クラブ」生協の協同村を過ぎ、レストランの前を通り、臨済宗・建長寺派の寺「福王山 普光寺」に。ここからの眺望がいい。むかし道らしく石碑と柿木が朝陽を浴びている。
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みちなりに進み、こんにゃく屋の前をすぎると大きな道と交差するので、右に。
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「龍化山 徳雲院」をしたにみながらさらに歩くと小宮地区に到着。

昔ながらの小学校。
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昔ながらの教員住宅。既に住む人もない荒れ果てた建物。
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昔と変わらない養沢川。
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小学校を過ぎ、急坂に続く道を左に入り、突き当りが「光明神社」。
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その下に、「魔王山 明光院」。ここから眺める雄大な眺望がいい。
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【9:11分・8226歩・6.4km・371kcal】バスに乗って帰ろうと思ったが、1時間に1本のバス。次のバスまで相当の時間があるので、歩く。十里木まで戻り、檜原街道を下る。もの凄いスピードで下る。武蔵五日市着【11:15分・15927歩・12.58km・716kcal】。

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2007年11月26日 (月)

日の出町 ほかほか散歩

朝から、あたたかさのなか日の出町方面に。「羽生大尽」のお屋敷の隣の畑には、大豆たちが、ちゃんと一人前の「大豆」になるために、ぶらさがってじっと大人になるのを待っています。
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まだ、生ちょろい白い肌の大豆ジュニア君ですが、あとすこしたつと根性がすわった、きりっ(かりっ?)とした日焼けして締まった肌の大豆になるのであります。
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なかなか気合が入った、あと少しで成年の大豆のあんちゃんです。張り切って切れそうな顔つきのやる気まんまんのあんちゃんです。頼もしいぞ。
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坂本の神明神社まで歩いてユーターン。いつもの、オッハーのなんだかよくわからない「オブジェ」くんは、今日も、口をあけてお出迎えしていました。
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日の出町の檜原街道沿いは、クリスマス・デコレーション家庭で有名ですが、休日は道路沿い、家々など飾り付けの真っ最中。また、ご報告をしたいと思います。

気が早い家もありました。武蔵五日市駅に着く手前、大悲願寺側の家は、すでにピカピカが始まっています。

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2007年11月25日 (日)

とみなが陶房 うつわ展

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五日市小庄にある「とみなが陶房」で恒例の「うつわ展」が開かれています。いつもの陶器が特別価格で購入できるのが魅力。

庭の木々の間に作品たちが、なにげなく並んでいます。
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晩秋のほかぽかした陽にあたり、いろいろなタイプのものがならで入るので、「びびっと」気が合ったものを探すのが楽しみ。
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「ぐい呑み」がないなぁと呟いていたら、とみながさんから、自分で作っていったらと言われました。

本日のお気に入り購入品。真っ黒な姿が、珍しい。なにを盛り付けるか楽しみです。
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いつものこの手の皿は、内側の緑ががったのがおおいのですが、これは青味が気に入りました。
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あと、いつものお楽しみは、美味なる食べ物とお茶がいただけること。
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デザートにだされる増戸の恵比寿屋の酒まんじゅう。多分、これを目当てに来る人もいるのではないかと思います。ご馳走様の合掌。
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入口で、くるくるぽとんの抽選をさせてくれるのですが、我が家関連は、ほんとうにくじ運や抽選運がないねぇと感じます。あわせて合掌。

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2007年11月22日 (木)

眺めのいい人 伊集院静

ゴマ文庫という新しい文庫が創刊されました。創刊第一号の文庫が、敬愛する伊集院静先生の「眺めのいい人」。

眺めのいい人 (ゴマ文庫) Book 眺めのいい人 (ゴマ文庫)

著者:伊集院 静
販売元:ゴマブックス
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伊集院静さんと交流のある人、出会ったことがないけれど影響を与えられた人々について書いた小さなエッセイの集まり。「週刊アサヒ芸能」に連載した文章と今書いた文章の組み合わせで、古さを感じさせない。

テーマは本の題名とおなじ「眺めがいい」こと。凛として自分があり、「男気」、「女気」、「人間気」にあふれている優しい人々、眩しい人、色っぽい人などの姿がいい人人人が登場。「眺めがいい人」のことを書いた本だから、この本自体がしみじみとした味わいとやさしさや、なんとなく胸の奥底がゆったりとあたたかくなってくる本です。

通勤読書で読むとしたら、帰りの電車がいいかもしれない。仕事終わりの充血したアタマで読むのにいい。それは、静かな居酒屋のカウンターで、切昆布なんかを「あて」にしながら、ほどよく温められた燗酒を飲むような気分にしてくれます。(こんなことを書いていたら、八重洲の「ふくべ」の菊政の樽の燗を飲みたくなってしまったではありませんか。明日いくどー。)
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この本がいいのが、「眺めのいい人」たちが、書いた本や歌の紹介もあること。未読の本が沢山紹介されているので、ノートにチェックメモをして「お楽しみはこれからだ」引き出しにしまっておきましょう。

冒頭の色川武大さんの本も食わず嫌いでいままで読んだことがなかった。山際淳司さんの本は、五日市図書館に走り、生前に自選したという「スポーツノンフィクション傑作集成」(文藝春秋)という796頁もの分厚い本を借り受けました。

スローカーブを、もう一球 (角川文庫 (5962)) Book スローカーブを、もう一球 (角川文庫 (5962))

著者:山際 淳司
販売元:角川書店
Amazon.co.jpで詳細を確認する

仙台にはすぐ行こう。「Craddock」というBARで、主人・吉田荘一さんがつくるドライ・マティニーを飲みに。銀座の「とみなが」早川元一さんのジン・リッキーもいいなぁ。木山捷平氏の詩や小説も読みたいし、「女振りがいい」阿木燿子さんのエッセイや小説は真っ先に読まなくては・・・などなど、生きる予定がいそがしくなるのであります。(仕事をしている時間が・・・)

ワタクシの「眺めのいい人」は、とうぜん伊集院静さんになるのでしょう。なんと婦人画報の11月号でも作家のアップの写真と共に特集されていました。合掌。

ついでに、ワタクシと同じように、サントリーの白州工場にもいっておりました。これまた合掌。

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2007年11月21日 (水)

警官

警官、おまわりさん、ポリス、さつ、など警官をの呼び方は、人それぞれの気分やかかわり方で異なるのだろうか。

このところ立て続けに警官を主人公にした本が出された。それがみな水準以上に美味。ワタクシの評価基準である武蔵五日市からの通勤電車でどこまで眠らずに読み続けられるかという基準で見るとみな合格。立川を越えて、吉祥寺、なかには御茶ノ水まで到達したものもありました。美味三冊本は、主人公が、警官ということで、テーマが違うので、それぞれが違う料理のようでそれぞれの味覚が楽しめます。

最初に読破したのが「越境捜査」。78頁に『自分が信じるのは法や通念としての道徳規範を超えた「大義」なのだ・・・』、これだけでいいじゃないですか。迷宮入り事件担当にされた警視庁捜査一課鷺沼は、時効間近な14年前の12億円が絡む巨大贈収賄事件を追うが、神奈川県警と警視庁、警視庁内部の確執が・・・。大藪晴彦賞受賞の作家・笹本稜平が描くハードな物語。ぱちぱち。

越境捜査 Book 越境捜査

著者:笹本 稜平
販売元:双葉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

次が「悪果」。ワタクシの好きな作家の一人である黒川博行の新作。警官だけど、この警官は大阪府警の暴力団担当刑事。悪には悪方式で、しかし、男の維持を持ちながらがんがんと進む。ハードボイルどだど。癒着、横領、隠蔽、暴力・・・。そんなことを言う前に、本当の「悪」を許さない。そんな男の心情が憎い。そして、優しい。この人の物語はみんないい。

なぜか、この本は、「アマゾン」ではアフリエイトしていない。それだけクセがあるのかな。いいね。
『悪果』 黒川博行/角川書店ですよ。

最後が「警官の血(上・下)」。作者は、佐々木譲。「エトロフ発緊急電」で日本推理協会大賞、山本周五郎賞、日本冒険小説大賞のトリプル受賞し、そのほかにも「ベルリン飛行指令」、「犬どもの栄光」など密度の高いサスペンスや冒険小説をお書きになっていますが、最近は、北海道モノと警官モノが多かった。今回のものは、その警官モノの到達点とも言うべき、ノンストップ上下2巻一気読みの美味なる物語。親子三代の警官の物語。祖父の時代に起きた二人の殺害事件をめぐり三代に渡る警官が真相に迫る。個人的に事件を追いかけていた祖父も謎の死を遂げた。

戦後直後に警官になった祖父から、70年代の父親、そして現在と時代を追っているので、時代もいろいろ匂いやら音楽が立ち上がってくる。オモシロさという点では損はさせないミリテリーのスパイスをいれた「男」の行き方の小説。

三冊とも警官を主人公にしているが、警官の場合は犯罪者など図式的な展開が分かりやすいので警官にしていると思うのだが、実は、普遍的な人間の生き方をテーマにしているのだろう。特に、社会+会社連合とワタクシとの関係。会社や社会のリズムで生きがちな世の中、ワタクシリズムや家庭リズムとの兼ね合いをどうとるかの永遠のテーマではないかと思いました。

警官の血 上巻 Book 警官の血 上巻

著者:佐々木 譲
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

三冊とも、読ませるミステリー。損はしない本たちです。特に通勤人の方には「通勤快読」のすぐれもの美味面白本です。ぱちぱち。合掌。

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2007年11月20日 (火)

五日市 「Les Portes de Financier」(レ・ポルト・ドゥ・フィナンシェ)

武蔵五日市駅前の紅茶と珈琲のお店「山猫亭」のご主人のブログ「五日市最新情報」を見ていたら、新しいパン屋さんが町内にできたという記事を見つけました。

五日市の街の真ん中を走る檜原街道の一本後ろの路地にあるとのこと。和菓子の「友釣りもなか」でお馴染みの「うちの屋」の十字路を檜原に向かって左に入り、八百屋のところを右に曲がると、その路地が始まります。


お散歩マニア | Olivemap

路地を行き、すぐ右側に焼き菓子とパンの店「Les Portes de Financier」(レ・ポルト・ドゥ・フィナンシェ)がありました。車が2台止められる駐車場がお店の前に。
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今年の4月に開店したとのこと。

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山型の食パンとフランスパン、アンパンを購入。

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■「Les Portes de Financier」(レ・ポルト・ドゥ・フィナンシェ)

〒190-0164 東京都あきる野市五日市1116-2
電話:042-596-1258
営業時間:午前10時~1時、午後3時~6時 定休日:火曜日

11時過ぎにでかけましたが、すでに売り切れているパンも。どうやら常連客は、10時開店にあわせて来るらしい。食パンが欲しかったので、聞くとあと5分で焼きあがるとのこと。予約して図書館に寄ってから来ることに。テレビで取り上げられた「ショーソン オ ポンム」も既にありませんでした。電話で確認してからが賢いと思いますが。P1050151

五日市も素敵なレストラン、小粋なそば屋、パン屋などがなにげなくできてきました。ワタクシの前からの主張、東京の軽井沢にまた、少し近づきました。「あるべきものがある」ということをイギリスでは、「Amenity(アメニティ)」という言葉にしましたが、いつか五日市もそんな、あるべきものがちゃんとある、住む人や訪れる人に、なにげなく「快適な」凛とした静かな街になればいいなぁと願っています。

いい「居酒屋」がほしいな。ワタシがつくってもいいけど、売り物の酒を客よりたくさん飲んでいるようではだめかな。合掌。

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2007年11月18日 (日)

五日市 散歩

早朝の武蔵五日市駅は、新しい太陽の光を浴びて眠たげです。

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色づいた木々の陰が冷たくなった風に揺れている。

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紅葉を探しに、つるつる温泉方面を平井川にそってウォーキング。

名前は知らないが、キノコ。
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くるみがくるみらしくなって道にたおれていました。
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くるみはみるくのようななかみでした。
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びしっとしろよ秋っ。と声をかけたくなる、うすぼけの紅葉のなかを歩く。「気」がのらない。
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もみじはひとりさみしそうに、ひとりだけぽつんとモミジらしくなっていました。
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「だれももがない柿が鈴なり」(ちっと山頭火っぽい句になりました。青椒・万次郎)
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伸びる大根は、地球をつかんで離さない。
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2007年11月17日 (土)

羽村 湧水

羽村に。羽村は玉川上水を初め水に関係するポイントがたくさんあります。そんなポイントをぶらぶら散歩。

駅の北口には、「まいまい井戸」が、これは、すり鉢状に道をつけ、底に縦井戸を堀り水を利用するというアタマがよろしい井戸。
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ぐるぐると回る道がカタツムリに似ていることから「まいまいず」という名前に。

先日、居酒屋探検隊で代々木の「おくどはん」に行った折、T地区隊長のSさんからとても興味深い話を聞きました。彼は、岩手の山奥の出身なのですが、幼少のころの食生活にはなかなか興味深い話題を持っている。ひょんなことからエスカルゴの話になったとき、「おれ食ってたよ」「雨の日はかたつむりが沢山湧いてくるように出てくるので、焚き火の熾火の灰の下に、つこんどいて、殻が白っぽくなったら喰うんだけど、サザエなんかより上品だよ」とポツリと言い出しました。

彼が、淡々と語ると、なんか旨そうに思えてきて涎がでかかりました。今度、みんなで「カタツムリパーティ」を開こうということになりました。この報告はまた。

話を戻して・・・

これの大型が、青梅市新町にある「大井戸公園」の大井戸。羽村のカタツムリがあかちゃんだとしたら、3年もの充実したおやじのカタツムリ。食いでがありそうなカタツムリです。
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この大井戸があった場所は、古青梅街道と今寺街道(秩父道)との交差点であったところで昔の交通の要衝地。このくらい広い道が、ぐるぐるしていれば、馬なんかもらくらく降りられたことでしょう。
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あきる野市にもちいさな「まいまいず井戸」があります。「渕上の石積み井戸」と呼ばれていますが、あかちゃんより小さな胎児クラスの「まいまいず」。
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駅の南口に回る。駅前の道をまっすぐ進み新奥多摩街道を過ぎると坂に。
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この道も昔の鎌倉街道であったとのこと。すぐの右側に「馬の水飲み場跡」が。
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いまでも、水がある。

看板によると
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坂を降りきり、奥多摩街道に突き当たると右、奥多摩方面に進む。羽加美三丁目交差点を左折し、田んぼや畑のあるほうに。

この一帯が、「白木」と呼ばれる地区で、羽村の発祥の地であるらしい。
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その一角にあるのが、目指す寺「一峰院」。門は、鐘楼門という珍しい門で、羽村市の文化財に指定されている。門の上に鐘撞堂がのっかている形式。
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本堂の左手に湧水が。小高い丘の側面から湧き出す水を樋で引き入れて池にしている。
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じょろじょろ気持ちの良い音をたててとぎることなく湧き出している。
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そんな水音の響くなか、門の横の草の中では、なかのよい石仏が苔むして静かに静かに佇んでいる。いやいやをする女性に無理やりキスを迫っているように写真ではみえますが、実物は・・・どうだっけ?
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門前には、田んぼや畑がのんびりと広がり、その向こうに多摩川がゆったりと流れています。縄文の人たちもこの風景を眺めていたのだろうか。(ここで、ごぉぉぉーんと鐘楼の鐘が鳴ればいいのだが鳴らない。合掌。)

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2007年11月15日 (木)

代々木 立ち飲み おくどさん

Z方面隊長のシマちゃぁーんの偵察で発見した代々木の「おくどさん」に精鋭のよれよれおやじ三名で進軍。しかし、シマチャンの索敵能力は凄い。あっちにこんな店があると聞くと行って少々呑み、そっちに味な店ができたと聞くと行ってがぶがぶ試し、こっちに怪しげな店があると嗅ぐと行ってくんくんしてくる、まるで宮澤賢治ならぬ少年ケニヤ風な酒飲み場みっけ視力が高いのであります。おかげで、よれよれ軍団は、よれよれと付いて、さらによれよれして帰るのであります。ありがたやありがたやの合掌でありました。

目指す突撃場所は、代々木駅東口。代々木駅の東口は、西口の喧騒とはうって変わって、違う街に来たみたい。左手に、ドコモのえらそうに品がないバカタワーが聳えている。

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代々木駅の、改札の地下道を通り抜けると目の前。隠れた名店「牛丼太郎」(なんでこんなに安いのか、超忙しくて腹減り減りのときに茗荷谷店にはお世話になってます。)の横の階段をとことことことこと上がると目指す「おくどはん」が。
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現金決済方式。入って左側が、食料調達コーナー。つまみ関連は、みんな200円で、ここで交換。こだわりの野菜や焼き鳥、季節のおかずたちが並ぶ。皿に盛った、ものを指定するとお兄さんが、現金と引き換えに小皿に盛ってくれるので、それを持って自分の立ち位置に移動する。
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右側の奥方面に酒類関連の調達場所が。酒類関連は、300円。壁に貼ってあるお酒関連配給リストを見ながら、好きなもの正しい日本語ではっきり言うと、ねぇさんが現金と引き換えにコップに入れて出してくれる。

このねぇさんがいいんだな。「女っぷりがいい」のです。きっ、としていなせなねぇちゃん。「女っぷりがいい」という言葉は、伊集院静先生の近著「眺めのいい人」で使われていたので拝借。
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なんでも、若い人たちが、ビール1杯でながながとがやがやがやとでかい声で騒いでいると「来るとこ間違ったんでは・・・」といって追い出すそうです。店の質を維持するためとのこと。なかなか出来ない。

そういえば、女の子たちのグループが入ってきて、その中の一人が「ホット梅酒」と注文すると、日本人なんだから、「梅酒のお湯割り」でしょという具合です。それが、いやみがなくて爽やかなのであります。

つまみたちも、みなこのねぇさんや兄さんたちの手作りで、素材を選んで、量加減もよく、酒の「あて」にぴったりの味付けでありました。

とりあえずのまぁまぁの乾杯は、「生ホッピー」で。この生ホッピーが旨い。へたなビールより旨いじゃないのというくらい。キリリと冷やしたジョッキに注がれた冷たい冷たいホッピーくんは、喉をごくりごくりとなめらかに滑り落ちて、「おっともうねぇや」なのでありました。

次に「金宮」のロックを。ここは「金宮」の一升瓶から注いでくれる。梅割りはなく、ストレート、ロック、水割り&お湯割。あとは、サワー関連。
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次が、偵察隊員シマチャンの指示で、「トウガラシサワー」へ。焼酎漬けのトウガラシがはいった大瓶がでんと供えてある。金宮に氷、サワーそして漬けたトウガラシと漬け汁を入れる。ゴクリ、ぴりっ、ゴクリ。ゴクリぴりっゴクリ。コレは美味。店の雰囲気のような清涼感にあふれたさっぱりとした酒。じっくりとトウガラシを漬け込んだエキスを入れているので、安っぽい辛さではなく、品のある奥深い辛さがすっと喉を過ぎていく。これなら何杯でもすけそうだ。(これでなくても何杯もいくくせにとかはいはないの。)
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追加するたびに、トウガラシが1本、2本、3本とグラスの中に増えていくので、いま何杯目かがすぐ分かる。ワタクシみたいに、トウガラシを齧りながら飲む人は別にして。

品があって質もいい。声高な会話もない、静かに流れる音楽も聞こえるほど。りんとした雰囲気の大人の立ち飲みのお店でした。ねぇさんの姿がそうしているのだな。ひさしぶりにいい気持ちのお店に入りました。合掌。

すぐに裏をかえさないと。そして、客単価アップに協力をせねば。

■立ち呑み おくどさん
渋谷区千駄ヶ谷5-20-16 高橋ビル2階
電話:03-3358-5881 営業時間:4:30-23:30

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2007年11月13日 (火)

アサヒカメラ12月号 戸田勝

友人のカメラマン・戸田勝氏から絵葉書が届きました。「アサヒカメラ」12月号に『遠い星を数えて』という作品が掲載されるから、買え(立ち読みじゃダメだよな・・・)とのご指示。

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発売日が11月20日火曜日。並ばないと入手できないだろうか・・・。

毎年、彼のカレンダーが届きますが、アレもきっとそのうち値打ちがつくかもしれない。サインでも貰っておこうかな。とにかくめでたいめでたい。凄い凄いの合掌であります。

戸田さま、とりあえず、五日市でパチパチパチと「乾杯」をしましたよ。ビール、日本酒、泡盛。今度は、吉祥寺・「いせや」仮店舗で、ぱちぱちおめでとう会をやりましょう。

話は変わりますが、戸田勝 氏は、なぜか知らぬが、五日市の醤油、「キッコーゴ」のファンで年末になるとわざわざ、買いにきます。カメラには、キッコーゴの醤油が効くのだろうか?
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2007年11月12日 (月)

日の出町 日の出山荘 中曽根康弘・ロナルドレーガン日米首脳会談記念館

中曽根とレーガン&ナンシーがご一緒したという中曽根の別荘が日の出町に寄贈され整備されて記念館になり、本日がオープン。ご近所なのでウォーキングで山荘まで。秋川街道沿いには真新しい案内の看板が。
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日の出町の長井地区。まっすぐいくと峠を越えて青梅に。左に入ると突き当りが山荘。
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入口の横には、特注のプールが苔むしている。まるで貯水池みたいだが、ここで泳いでいる写真が山荘に飾られている。
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名前が凄い「日の出山荘中曽根康弘・ロナルドレーガン日米首脳会談記念館」。深呼吸して言わないと息が続かないくらい長々しいお名前。チケットにもちゃんと書いてあります。一人200円。
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10時過ぎに到着したら、9番目ということでした。駐車場が記念館の手前にあり、車の人は、駐車場から350mの坂道を登る。前に来たときには草ぼうぼうであったところがキレイに整備されている。
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入口を入ると山荘が。囲炉裏端もそのとおり。
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トイレも御偉い人たちが使用したとは思えない普通のトイレ。レーガンもナンシーも、ゴルバチョウも竹下も宮澤も安倍ちゃんもみんなご使用になったのだろう「偉人」のトイレ。
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玄関には、なぜか中曽根の出身地、木枯らし紋次郎の蓑笠が。
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山荘の奥が別荘。入口には立派な木魚の原型の魚板が。お地蔵様も苔むして佇んでいる。
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おっ!この地蔵様は、ワタクシがもっているものと同じ飛騨の作者のものだろうか。ちなみにワタクシの地蔵様。ワタクシのほうがおだやんなお顔をしている。
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別荘の内部はとても広くて清潔。これが玄関の広間。
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このほら貝は、レーガンが来たときによくニュースでみかけたほら貝。ほらを吹くというのは、ほら貝を吹くことをいうのだろうか?検索してみたら「法螺を吹く」というのは仏教の言葉で、お釈迦様の説法に人を集める合図であったということらしい。なるほど。
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応接間からは日の出の木々が見える。
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左手には食堂が。ここに飾られている女人高野大本山室生寺管長の書がいいではありませんか。艶がある内容と端正な書がいい。生臭い政治の世界に一風の涼風がふきぬけているようで、いろいろなものが飾られている中で、これだけはいいなぁと思いました。
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反対に生臭さがぷんぷんなのは、この写真。日本のえらい人たちが囲炉裏端で、酒を酌み交わしている。肴はイワナか。「おい、竹下君 それでいいな」「安倍君もいいだろうそれで」「なぁ、みやちゃん」というような会話が聞こえてきそう。
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書斎には、机と本棚が。
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■日の出山荘 中曽根康弘・ロナルドレーガン日米首脳会談記念館
〒190-0181 東京都西多摩郡日の出町大久野5270番地
電話042-597-7323
●開館時間:午前10:00-午後3:30受付は午後3:00
●休館日:月・火曜日(その日が休日の場合は翌日又は翌々日)、年末年始(12月29日~1月3日)

入場料200円が高いか安いかはよくわかりませんが、この山荘を舞台に、「日本」や「日米」が語られ、決断されていたのだなぁと考えると「唖然」とした感慨もありました。「イワナ」一匹の語らいで日本の針路が決まったと知ったイワナくんは、歴史的な喰われイワナです。そのうち「イワナ君は知っていた」とか「イワナ君から見た日米関係」というような題名の本が出版されるかもしれない。

別荘の応接間のソファーに座り、山々を見上げながら「竹下君、うぅん 山荘最中とお茶」とか一人つぶやいて、ぼぉっとしていたら入場料200円は安いかもしれないね。

次は、どこの山荘やら海辺の別荘やらで「日本」が語られているのだろう。・・・合掌。

そんなことより、帰り道に購入した幸進堂の「山荘最中」と「ロンヤス饅頭」でも食べて、血糖値を少しあげよう。

「ロンヤス饅頭」。呼び捨てで敬称略でなかなか素敵なネーミングの饅頭。
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栗がたっぷりと入った「山荘最中」。まっぷたつに割るとこんな感じであります。
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この二つの真面目な傑作お菓子は、日の出町の大久野、セブンイレブンの前の和菓子屋「幸神堂」で購入できますよ。このお店は、ぼぉっと入っても、美味なお茶だしてくれます。

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2007年11月11日 (日)

馬木の耳かき いい気持ち

おばあさまの「原宿」と呼ばれている巣鴨・とげ抜き地蔵尊の境内で耳かきを販売しているのが「馬木の耳掻き」店。

ワタクシのものは、もう随分前に購入して「すす竹」製の物で、随分貫禄が出てきて、ワタクシの耳に馴染み、とても気持ちがよくて困ってしまうくらいの品物です。購入するときにも、ワタクシの耳にあう様に、何回か、その場でちょこちょこっと手直しをしてくれるのですが、使い込んでいるうちにほんとうにワタクシの耳のRにあうようになるのでありますね。

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くだらない、お馬鹿な会議のときなど、ファイル手帳に挟んである耳かきを取り出してぽりぽりやっていると、人生の至福を瞬間感じて、思わず「あふーん」とかつぶやいてしまうのでありますが、会議に熱中の人たちは、気づかずに、どんどんどうでもいいほうこうに会議は進むのであります。

あふんあふんの合掌。

しかし、耳をかくというのは、欲求不満があると昔の人は、言っていたみたいですが、「そんなの関係ない」というくらいの気持ちよさです。最近は、銀や金、プラチナやチタン、竹の漆器「籃胎漆器」製のものなんかあったりするのであります。

世界の人も考えることが同じで、「あふんあふん」していたのであります。なんと、中国では3000年前の殷の時代の墓から玉で出来た耳掻きが二本発掘されたということです。古代の人も、耳の穴が大きかったわけではなく、指の代わりの道具を開発していたのであります。それで耳をほじくるとなんともいえぬいい気持ちで、世界に広まったのですね。「いい気持ち」が伝わるスピードは速い。麻薬もタバコも、スパイスもお茶も、非常な速度で世界に広まったのです。快楽の副産物の「梅毒」が、世界に広がったのも凄いスピードで、交通機関もなにも発達していないときにどうして広まったのか不思議に思ったものでしたが、人類共通の快楽は、大海も高山も大河も越えて広がるのであります。

耳かきの気持ちよさのなかで、世界は進歩すればよかったのですが、「あふんあふん」でみんなが、日向で耳をほじくっていれば戦争も紛争もしている暇がなかったのですが、戦争というのも、ひとつの「快楽」の側面があったのかも知れない。

陽の当る縁側で、ぼぉっと耳をかきながら日を暮らすような日々もいいものですね。キレイなおねぇさまの膝枕でほじくってくれるのが「あふんあふん」度数が高いと思いますが・・・。

■なんと「耳掻き博物館」というのもあるぞ。

■耳掻き専門店「みみや」はちょっと風俗ぽいぞ。

■本もある。「耳かきのすきなおうさま」。

耳かきのすきな王さま (どうわがいっぱい) Book 耳かきのすきな王さま (どうわがいっぱい)

著者:阿部 肇,小薗江 圭子
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ゆかいでかゆい本です。

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2007年11月 5日 (月)

五日市散歩 喜正の梅ざけ 盆掘・湧水

昨日の続き。沢戸橋を渡ると戸倉地区に。湧水を引いた水道があっちこっちに設置されている。
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いつもじょわじょわ贅沢に流れている。通りかかったおじさんに飲めるのか聞いたら、飲んでるよということだったので試飲を。甘みがあって美味。

やがて目的地の野崎酒造に到着。ブランド名が「喜正」。
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門を入る。
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工場の煙突が聳え立つ。その下に、どわどわと湧水が溢れている。これも、山の湧き水を引いて、酒の仕込み水として使用しているのだそうだ。
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門の横に、販売所が。左側の棚に、販売されている酒が並ぶ。
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社長の野崎さん。神棚には大きな大黒様が。カウンターには、「梅ざけ」が置かれている。
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「梅ざけ」とは、日本酒に青梅を漬け込んだ、日本酒の梅酒。野崎酒造の裏庭で栽培されている梅とあきる野市内で収穫された梅を使用。4ヶ月間熟成させた梅酒は淡い琥珀色をしている。
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アルコール度数は、12度から13度。梅の香りがほんのりとして口当たりもべたべたしていなくていい。ワタクシは300ml入りのかわいい瓶入りを購入。630円なり。

お店の片隅にぐい呑みが並んでいる。
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「喜正」の徳利を製造している美濃焼きの工房で作られたものだそうです。
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ちいさなもの と
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ひらたいぐい呑みを購入。
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せっかく、ぐい呑みを入手したので、これで湧水を飲もうと、定番の盆掘地区の大日通りの湧水に向かう。

今日も元気に流れている。
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山頭火の句「へふへふとして水を味わう」を想い出す。
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山頭火の句には、「水」をテーマにした句も多い。

「こんなにうまい水があふれている」

「水音しんじつおちつきました」

「飲みたい水が音を立てていた」

さきほどのぐい呑みに湧水を入れる。
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甘露甘露。

ワタクシも一句。「蒼空水音もひとり」(青椒・万次郎)

帰り道は時速7.5kmの高速ウォークでもどる。

駅前のCafe 「やまねこ亭」へ。
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コーヒーを注文。マスターにご挨拶をしようと思いましたがお忙しいそうなのとちょっと恥ずかしいので静かにコーヒーを飲んで退出。なかなか居心地がよい空間。マスターは「五日市最新情報」という五日市の情報や風景や気分が満載のブログを作っていて、なんとワタクシのお馬鹿なブログもリンクしてくれているのであります。
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香り豊かなコーヒーをいただく。
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コーヒーのほかにカレーなどの食事がメニューにのっていました。きっちりとアルコールもありました。
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いろいろなグッズも販売していました。オリジナルの「やまねこ亭風船モビール」が気に入りました。手拭いたちもおりました。
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今度、またゆっくりとお邪魔しよう。ご馳走様でありました。合掌。

■おまけ

「あきる野奏で」のjazzコンサートは、青空のした、ほかほかした気分の中でなかなかいい気持ち。「オータム イン ニューヨーク」の歌声が初秋の五日市の山々に木魂していました。
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■栗原呉服店の「手作りねずみ」
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2007年11月 4日 (日)

五日市 散歩 天野佳夫さんの個展

蒼い空が広がっている休日は歩くしかない。地域新聞「西の風」に載っていた「喜正」の「梅ざけ」でも買いに行こう。目指すは戸倉。

東町の「ギャラリーたなかや」では、天野佳夫さんの個展「我が町五日市-あれ!どこかで見た裏町-」が行われていました。入場無料。コーヒーもごちそうになっちゃいました。
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五日市の商店や学校へ続く道、路地や裏道たちが、水彩画のなかで微笑んでいます。
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なつかしい思い出がうかんできそうな、とても気持ちが落ち着く作品たち。

小学校へ続く道。
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路地への道。
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5日までの開催。
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絵葉書も販売中。
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街は、4日に五日市ひろば等で開かれる「和の響きwith jazz あきる野奏で」にあわせて、商店が「一店逸品」の展示を行っています。

すし魚司。
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三枡屋。
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栗原呉服店。先日、テレビでも紹介された「手作りねずみ」くん(さん?)が三人(匹)登場して店頭で呼び込みをしています。
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五日市駅前の名店Cafe やまねこ亭。
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五日市には、名店がたくさんあります。戸倉までの檜原街道沿いの名店たちをご紹介。

「三枡屋」。店頭に「コッペパンあります」の張り紙が。懐かしい懐かしい。昼飯にここのお店まで来て、コッペパンを購入し、店内でジャムやバターを塗ってもらうのが五日市中学校生の正しい生き方でありました。
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いまでも伝統が息づいていて、きちんとジャム塗り、バター塗り活動を継続されているのでした。あのゴールデン塗り品目「バター」&「あんこ」のW塗りも健在。おかみさんに聞くと、現在の人気度一位だそうです。一斗缶の半分の大きさの四角い缶に入ったジャムやバターやあんこが並び、そこからヘラで取り出し、コッペを腹切りした間に塗る。昔は、店員が何人か待ち構えていて、ぺたぺたぺたと塗り作業を行っていて、店員によって塗りの量がちがったもので、塗りが多い傾向の女店員にみんな集中したのでありました。
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あの当時は、35円で塗りが5円くらいだったのかなぁ。
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約40年ぶりのバター&あんこのコッペパン。思わず、変わらない味に涙ぐむワタクシでありました。
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コッペパンだけだと80円。バターとあんこの二重塗りで110円でありました。毎日、販売しているわけではないらしい。遠方から、これをもとめて来店する人もいるとのこと。
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■三枡屋
〒190-0164 あきる野市五日市25 / TEL 042-596-0115

スーパーだってあります。五日市町内唯一のスーパー「いなげや」。昔は「魚太」とか「パーク」とかありましたが、「あきる野東急」とか「増戸のいなげや」とかが出来て、車でお買い物できる人たちは、町内の小さなスーパーでは役立たずと外にいってしまうので、町内のショップは大変。車にのれないお年寄りには必需な場所。夏のシーズンには、観光客のバーベキュー需要で大賑わい。この傾向は、東京の軽井沢とワタクシが呼ぶ所以。がんばれ「いなげや五日市店」。
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その前には、こうじ屋の「満寿喜屋」。手作り味噌手作りどぶろくなどに活躍するこうじを製造販売する。
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その先には、お祭り用品がそろう「みつぎや」。
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予備校だってあるぞ。
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旅館もあるのだ。「油屋旅館」。一度、泊まってみようかな。五日市の人は、多分誰も泊まったことはないはずだ。ホームページを見ると一泊4,500円からとあります。工事関係者、合宿、観光の人々が対象。「油屋旅館ブログ」というブログも開設。
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旅館の前が中華の名店「岩田屋」。ラーメンを中心にランチまでと多彩なメニューがあります。店内からの眺めもいい。普通に普通の味で波乱がない。落ち着いて食べられるお店でお気に入りです。
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その斜め前「五日市高校入口」信号のところには、名店中の名店「ミヤザキ商店」なのだ。自家製のコロッケ&ハムカツとそれを柔らかいドックパンに挟んだコロッケサンド&ハムカツサンドを購入すること。ただし、日曜日は休みです。
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その隣が五日市唯一の「百貨店」。「まるや百貨店」。ここは、波乱があります。どきどきするような発見もあります。「ワンダーランドまるや」。
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店内に突入するには勇気があります。ないものはない。
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ただ、探すのがちょっと大変そう。

となりが、炭などを扱う「青木屋」さん。先日、テレビにも登場していました。店内には、古時計がたくさん飾られています。
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そのまたとなりが陶器の「むらやま」。店の隣の土蔵には、珍しい陶器等が飾られています。
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「お宝鑑定団」に登場したと言う「逸品」が入口に。その隣には「珍ぴん」という名前の七味が売られています。
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乙津の人がつくった自家製の七味。一袋350円なり。即、購入。ミカンの皮(ちんぴ)が入っているので「珍ぴん」という名前にしたとご主人の談。
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五日市警察署の斜め前の家は、小仲野のごみ屋敷として著名。さらに充実度を高めています。
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玄関の中まで、あふれかえっています。帰りにみかけたのですが、知り合いの方かもしれませんが、ごみ山を登り、玄関から声をかけていましたから、このなかに在住されていることはたしかみたいです。

酒まんじゅうの桑原商店。「ちゃまん」と「酒まん」の80円2SKU勝負の正しい、まんじゅうやさんです。
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さらに進むと「肉のまつむら」では、秋川牛のメンチカツが健在でありました。これから先の戸倉編は明日に続く。眠い。
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2007年11月 2日 (金)

福生 木浦商店のキムチ

先週の休日に、福生の木浦商店(モッポ商店)のキムチを買いに、福生までウォーキング。
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ここの白菜キムチは絶品でワタシの定番。キチンと醗酵しているホンモノは辛さとコクの相乗効果で、旨い辛いの旨い旨い辛い旨いのであります。それと、いま流行の植物性乳酸菌ですから、Lプランタルム力がきちんと腸内までとどき、腸内環境を整えるのに最適。

中年女性の韓国ブームは、実は韓国にしばらく滞在して、キムチやにんにく(日本では食わなくも、向こうに行くと、ばりばり食うらしい。)なんかを食っていると腸内環境がよくなってスッキリしてしまうのが本当の事情ということを聞いたことがありますが、これは納得ですね。ワタクシも随分前ですが、1週間ほど韓国にいて、キムチと一緒に、にんにく生のままぼりぼり、水キムチどくどく、マッコリがぶがぶ、焼肉ばりばりと食っていたのですが、ある日、いつものようにトイレに入ったら出るわ出るで人生数十年分を出し切って、へなへなと力が脱力して、なんともいい気持ちになった記憶があります。それ以来、「あの日の」体験が忘れられずに、キムチとにんにくは切らさずに生きていますが、これは、絶対に正解。

その名品のキムチたちが食べたくなるとウォーキングをかねて買い出しに来ます。

お店には、白菜キムチのほかに、いろんなキムチがあります。海苔のキムチもいいけど、ワタクシとのおすすめは「チャンジャ」、と水キムチ(ムルキムチ)。ウォーキングのときは、ムルキムチは運びにくいので、断念して、本日は、白菜キムチを購入。ここのチャンジャも旨いけど、デカイパックに入った業務用みたいなもので、購入するのには決意がいります。購入すると、数日間、ちんじゃちゃんじゃちゃんじゃの生活になります。ほかほかの白いご飯にのっけて、はふはふと食すと、おぉなんとも言えずに旨いよね。キムチもチャンジャもビールとかウィスキーや焼酎にはマッチング度合いが低いと思います。やっぱりマッコリやどぶろくがぴったりですねぇ。
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白菜キムチ1000円分くださいと言うと、冷蔵庫から大きなボールに漬け込んであるキムチを取り出し、フォークで器用に取り分けて、計りで計量して袋に入れてくれます。
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いつもおまけしてくれるので申しわけありません。本日も、1100円なのに1000円でいいよとのこと。ありがとうございます。「カムサハムニダ」であります。

これで、「ジィージィー焼き」の持ち帰りを購入して、家で七輪で炭を起こして、とりあえずのビールをごくりと飲んで、ジィージィー焼きをほどよく焼いて、ちょっと醤油につけて口に放り込み、横にある少し冷やしたマッコリをぐびり、キムチをぱくりとやればいいかと思いましたが、ジィージィー焼きの開店は5時過ぎからでした。合掌。

「木浦商店」は、福生駅から線路つたいに東に歩くとすぐ。セントラルスポーツの裏の方角。「いなげや」の踏切を渡ったところ。

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2007年11月 1日 (木)

孤高なシャベル

たった一人たたずむシャベルさん。

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なにを想うのか・・・。

なぜか、口すさんだのは、徳永英明「壊れかけのRadio」でした。「・・・星を眺めていた けがれもないままに 遠ざかる故郷の空 帰れない人波に 本当のしあわせおしえてよ 独りだけの シャベル・・・」 

君は君でいたいのに/壊れかけのRadio Music 君は君でいたいのに/壊れかけのRadio

販売元:ユニバーサルJ
発売日:2003/10/01
Amazon.co.jpで詳細を確認する

合掌。

一輪車君も、木によっかかって黙想の真っ最中。人生(輪生?)悩みがあるらしい。走り出したくても走れない。哀しい輪くんでありました。負ける!輪くん。
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