今日のウォーキング・テーマは五日市地区のお寺。五日市仏教会発行の「秋川流域の寺々 無漏西遊」に記載されている五日市地区・9ケ寺からワタクシ独断で選んだベスト3寺を巡るウォーキング。名づけて「五日市ベスト3寺ウォーク」。
ガードレールも朝霜で冷たい冷たいよと呟いている中、精鋭1名は、ヤンキースのマークの入った毛糸の帽子と手袋の完全武装で、武蔵五日市駅から五日市街道を東進。下館谷の十字路を右折するとすぐに「正光寺」。ここは、この地区唯一の「時宗」の寺なのでベストに。正式名称は「金玉山 根本院 正光寺」。「金玉」という、ずばっとした名前が有難い。
■金玉山 根本院 正光寺 の沿革(お寺の案内看板より)
秋川流域で唯一、浄土教の流れを汲む時宗寺院である当山は、嘉元三年(1305)遊行二祖阿眞教上人が当地に巡化の際開創されたものと伝えられている。元は八王子川口町にある河口山法蓮寺(嘉元二年開山)の末寺だったが、現在は総本山清浄光寺(遊行寺)に属する。
このお寺の宗旨
名前 「時宗」
宗祖 証誠大師 一遍上人(智眞)
開宗 鎌倉期(1274年)
本山 清浄光寺(遊行寺)神奈川県藤沢市
本尊 「阿弥陀仏」を本尊に仰ぐ
称名 南無阿弥陀仏
教義 大慈悲の阿弥陀仏におまかせする只今のお念仏が一番大事なことです。家業につとめはげ゜み むつみあって只今の一瞬にに充たされるなら人の世は正しく生かされて明るさを増し皆供に健やかに長寿を保つことになります 浄土への道はそこに開かれるとする教えです
お経 無量寿経 観無量寿経 阿弥陀経 六時礼賛などのお経を読経いたします
なかなか丁寧な看板であります。しかも、いつ行っても人影がない静かなお寺。本堂の庫裏の前には「極楽水」という名前の湧き水らしきものもあります。
寺の前を右に道なりに進むと高尾橋で秋川を渡る。坂を上りきったところが「真言宗豊山派 宝生山 明王院 大光寺」。ここは、五日市地区で唯一の真言宗の寺なのでベストに。入り口には、ちゃんと空海上人がお出迎え。
■真言宗豊山派 宝生山 明王院 大光寺(お寺の看板から)
本尊 十一面観世音菩薩
真言宗の本尊 大日如来
宗祖 弘法大師(空海上人)
中興の祖 興教大師(覚鍰上人)
豊山派祖 専誉僧正
教義の大要 仏果を即身に証得し、仏園をこの世に開顕する
称名 南無遍照金剛
総本山 奈良県 豊山 長谷寺
勤行経典 理趣教・観音経・般若心経・光明真言など
当山の創建 文亀二年(1502)当高尾村領主平山氏の祈願寺として不動尊を安 置し明王院と称したが下って平山氏の後裔が十一面観音を本尊とし、不動尊を鎮守として大光密寺と号した。
ここも説明が、きちんと書かれていて好感が持てるが、難しい字でパソコンで打ち出すには難しい。意味もよく分かんない。弘法大師くらいは、知っているが、そのたの上人だか僧正もよく分からない。自民党みたいに「派」という言葉が、なんとなく違和感があるな。
ここの本尊の「十一面観音」は、なーんと住職が一世一度だけ拝せるほかは開扉されない秘仏ということです。本堂外陣の欄間は文政九年の作で「欄間の大光寺」と評される逸品だということだけど、見られない。
しかたがないので、四国八十八箇所の本尊の前の「お砂」を埋めたという「仏足石」に足を乗せて合掌。この足型も「大和 薬師寺」の「仏足石拓本より模写縮小した仏様の足型なのでありました。いいことあるかな。
お地蔵様たちの見送りを受け、小和田方面に。この寺の前から小和田方面に通じる道が、「古甲州街道」。
小和田地区の秋川右岸に沿った道は、古道の面影が残る。地蔵様も朝日を浴びてうとうとと気持ちよさそう。
小和田の公衆トイレには、律儀な張り紙が。汚してはいけないよ。
佳月橋で秋川を渡る。
古甲州街道は、左岸を進み、黒茶屋の庭まで続く。ワタクシは、橋を渡り、右手に。少し進むと左手に大きな寺が。「臨済宗建長寺派 鳳凰山 玉林寺」。
この寺は、五日市地区断トツ多数派宗派の臨済宗・建長寺派で一番古い創建の寺なのでベストに。創建が南北朝時代暦応二年(1339)。これに続くのが広徳寺。戸倉の光厳寺の末寺で御朱印十五石五斗の寺領を賜っていた。
この寺には、説明の看板が無いので「無漏西遊」から抜粋。
■臨済宗建長寺派 鳳凰山 玉林寺
開基は、実際院殿心解了脱大居士・玉麟寺殿瑞應祥公大禅定尼で、天正時代小田原北条家の旗下当国檜原城主平山新左衛門氏重である。開山は幻住派の祖中国中峰明本より嗣法・明叟斉哲禅師で、貞和三年(1347)洛北真如寺にて円寂。
本堂の内陣天井絵四十八枚一組は、草木花鳥と竜を描いたもの。市指定文化財で増戸の大悲願寺の山門の絵を描いた藤原善信さんの筆による。これも気軽に見られない。
各、お寺の紹介も、結構専門的&難しい言葉が並んでいるのでちょっと意味がよく分からないのがおおいですね。閉鎖的な感じで、あんまり人に広めたいとは思っていないんじゃないかと思ってしまうのが五日市のお寺なのかもしれない。
そんななかで、番外でお勧めなのが、金比羅の麓、北寒寺にある無住の寺「臨済宗建長寺派 佛頂山 楞厳寺(りょうごんじ)」。文明八年(1476)の創建。
本尊の薬師如来は創建当時のもので気品があり簡素な仏像。そして、現在のお堂は、享保十八年(1733)に建てられた薬師堂が本堂として残っているもの。270年もたつ風格のある建物。この江戸風の建物を飾る彫刻がいい。
無住の寺なので、気軽に境内に入れるし、彫刻も間近に見られるのがいいですね。秋川流域には、たくさんのお寺がありますので、ウォーキングポイントに設定して散歩するのもいいですね。ガイドブックに「無漏西遊」というよい本もありますので。
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