一族の恒例伝統行事第55回餅つき大会が先日行われました。恒例の大会ですが高齢化のため開催が危ぶまれておりましたが、よいよい傾向も二日酔いも生活習慣病、雨だろうが雪だろうが来るなら来いよぉおということで、世間から見たら「ちょっとね」傾向の一族郎党が早朝、六時前から結集し、近所迷惑もなんのその、ぺったらぺったらを敢行したのでありました。ぱちぱち。寒いねぇ、眠いねぇ。
ドラム缶を囲む姿は、家なし関係の方なのか、某所の炊き出し関係の方なのか、なかなか板についたお姿でありました。
蒸篭に適量のもち米を計量して投入するわけでありますが、これがいろいろな状況変化に機敏に対応しなければいけない部署で、酔っ払っていても酔っ払えない重要部署。姿も板についています。
今年の餅つき枚数は、「玄米餅」「黍もち」「しろ餅」&「大福とからみ餅用」の総勢三十五枚。昔は、なんと六十数枚も搗いた時期もありましたが、高齢化の進行と餅ばなれのために現在の枚数に落ち着きました。
昔は、薪をくべておりましたが、知恵と勇気の近代化がここでも進み、現在は、ガスバーナーのW配置。強力火力で三つの蒸篭×2でがんがん蒸かすのですが、なかなか時間がかかります。
寒さと、空腹乗り越え戦術としては、酒と食い物が定番。ドラム缶ストーブは、劇力火力で、肉だろうが牡蠣だろうがイカさんであろうが、馬モツの煮込み卵入りだろうが、フランスパンのしりっぽだろうが、がんがらがんといい匂いをさせてくれます。その辺に、ほっぽておいた缶ビールは冷えひえでドラム缶片側あったまり体に、ちょうどよく寒いけど乾いている喉に、ぐびぐびが美味なのであります。しかも、ツマミもほどよく焼けたのをむしゃむしゃしているうちにもち米がいいあんばいに蒸しあがるわけです。
「二度と飢えた子をださない!」
餅つきのコツは、つぶし二割、練り六割、搗き二割がベスト旨い餅づくりの黄金率。こうして、腰を入れながらぐりわしぐりわしとひねりを加えながら練りこむのであります。
最後に、整えるように搗き工程で仕上げ。そして延し工程に。我が家の、延し工程の革命的技術は米の空き袋を米屋からもらってきて、搗き立ての餅を米袋に入れ、それをケツや延し棒を使用し伸すのであります。(最近は、伸し餅の袋を調達)
こうすると袋入りの餅が、簡単に出来ます。そして打ち粉を使用しないので、カビの発生が低減できる訳であります。粉に雑菌が多くいるんだよね。本当に、これは革命的な技術であります。これももちつき大会55年の成果。ぱちぱち。
仕上げは、蒸しの釜でゆであげた、釜上げの素麺ととん汁。鼻水をすすりながら食す、とん汁の旨さ、ゆずと葱を細かく刻んだ薬味をたっぷり乗せて食べる釜揚げ素麺の旨さ・・・。あぁぁぁぁ旨ぇなぁ。今年の発見は、素麺のゆで加減。博多では「バリカタ」「ハリガネ」などの硬麺好みの方が多いのでありますが、この素麺の「バリカタ」「ハリガネ」は、釜揚げではとっても美味。
こうして無事に・・・約一名の高齢化親父は、よろよろと火に近づき、ジャッケットなどが焼けだしたりして自慢下に「火のような男」などと懲りない、ちょっといっちゃている傾向はありましたが・・・終了。
搗きたての餅は、柔らかくて切りにくいので翌日か翌々日に小分けに切るのであります。
我が家には、伝統の「餅きり包丁」なんかがちゃんとありまして、これですぱすぱと切り、ひとつづつをラップに包み、すぐ食べる分は別にして残りは冷凍にするのです。こうすると一年は保存がききます。どんなに高級な餅を買って食べても、我が家の餅にはかないません。
来年はどうなるかわかりませんが、今年は伝統の「素麺流し大会」と「餅つき大会」を無事敢行し意気健康の一族でありました。ぱちぱち。いい年来るよ。合掌。
全然関係ないけど、本屋をぶらぶらしていたら、「NHKテキスト食彩浪漫」最新号は、「もち」の特集。正しいもちの焼き方から、ちょっと笑っちゃいましたが、正しい餅つきの仕方「いざ挑戦!もちをつく」なんてテーマで写真入で載っていました。そうか、そうか餅つきもトレンドなのかもしれない。またまた合掌。
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