いつもの七色がなくなったので、昼休みに両国橋際の「大木商店」に。
薬研掘・不動院をすぎ、両国橋の際にひっそりとある。店も小さくて、人一人が立てるくらいの店頭。ショーケースには、各種の容器と品書きが。
ここで、好きな七色なり、山椒なりを注文すると必要な量だけ、紙袋なり丸缶なり、ひょうたん型の木の容器なりにつめてくれます。
七色は、自分の好みを伝えれば、その場で調合をしてくれます。ちなみに関東では「七色」、関西では「七味」が昔からの呼び名。
今日は、おばあちゃんが対応してくれました。
ワタクシの特注の七色は、七色でなく、二色。一味と山椒のみであります。myスパイス。
これが美味。特に、うどんに合う。蕎麦に七色をかけたり、山葵をかけたりする人がいますが、よく分かりません。立ち食い蕎麦は別にして、ちゃんとした蕎麦屋なら、一様の蕎麦をだしますから、蕎麦の香りをカバーしてしまうようなスパイスはいらないんじゃないですか。
どうしても七色が欲しいという人は、山形の米沢でやるように、一味だけ。それも、ツユにいれちゃうんじゃなく、蕎麦の今食べる分の上にだけ、ぱらりぱらりと振りかけて食すのがいい。山形では「なんばん」と呼ぶが、この「なんばん」の美味を作っている唐辛子屋がある。
ワタクシの二味は、うどんに良く合うが、鍋物でもそうめんでもいい。一味の辛さのなかに山椒の奥深い香りと辛味が調和してなんともいえない配合です。
浅草に行ったときは「薬研掘」で同じように注文しますが、山椒は価格が高いので、「少ししかはいりませんけど・・」とか必ず、おばさんがいうのですが、ここ、大木商店のおばあちゃんや若おかみは、なんともいわずに何気なく、調合して袋に入れてくれるのがうれしい。
二味というより、一味のような色合いですが、このなかに山椒が密やかに、それでいて確たる存在感を示していてくれるのでありました。合掌。
そして、これだけの量で200円。普通の七色も200円。大辛も200円。量で言うと、よく七色の丸い缶があるじゃないですか。あれに一杯とい具合。配合したての香りの良さは、比較できません。
ここの薬研掘・不動様近くは昔、漢方薬店が軒をつらねていたそう。浅草の「薬研掘」はここが発祥。寛永年間(1624-43年)、ここでとうがらし屋であった徳右衛門が漢方薬から発想して唐辛子に6種類の薬味をまぜ、「江戸名物・やげん堀」と称して売り出したの始まり。(勉強になるブログだな。うんうんと一人で納得。)
蕎麦が台頭してくるのと同じ時期らしい。胡椒、陳皮(ミカンの皮)、ケシ、麻の実、しょうが、しそなどを配合したらしい。その当時から、唐辛子の量で、大辛・中辛・小辛にわけられていた。江戸期には、七色は、かけそば、かけうどん用であって種物(天ぷらそばなんか)には用いていなかったそうだ。
■元祖 七色唐がらし 両国橋際 大木商店
東京都東日本橋2-21 電話03-3851-8412
ブログに貼る地図『お散歩マニア』
●七味唐辛子で有名なのは、長野の善光寺の門前にある「八幡屋」。ここのホームページはなかなかです。七味の缶がぐるぐる回ったり、缶の形そのままの「MP3プレーイヤー」や「スノーボード」なんかも売ってます。
●「とうがらし地蔵」というのも、八王子と文京区小石川にある。これは一度お訪ねせねばならないな。
●文京区には、なかなか興味深い探検場所がありますね。「とうがらし地蔵」の近くにあるのが、「貧乏神神社」。貧乏なシトや貧乏になりそうなシト、貧乏になりたいシトは、一度いったほうがいいな。また、茗荷谷駅の近く、拓大の周辺「林泉寺」には、なんと「しばられ地蔵」なんというのも、ちゃんとあります。しばられ地蔵は、ここ一箇所と思っていたら、なんと葛飾区の東水元「南蔵院」というところにも、またまたちゃんとありました。縛られるのがご趣味の人、縛られてみたいヒト、縛ってみたいヒトなどは、一度、訪問されたほうがよいかも。ワタクシも行ってみたい。
七色とうがらしのお話が、縛られ問題にまで発展してしまいました。合掌。
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